1994年(Rammsteinと同じ)に結成されたベルリン拠点のバンドです。
バンドリーダーでキーボードのAlf Ator (Alexander Thomas)、ヴォーカルStumpen (Gero Ivers)、1996年に加入したギターのBuzz Dee (Sebastian Baur)、最近はベースとギターの人もいますがこの三人のキャラが濃すぎて印象が薄いです。
2008年に解散しましたが2011年に再結成しました。
曲はまともなのにライヴがとにかくカオスです。
何故か野菜やらパンやらを客席に向かって打ち込み、観客が投げ返すのでステージがやたらと散らかっていたり。
ヴォーカルのStumpen氏は半身を覆うタトゥーにパンイチ(もしくは水着)、Alf Ator氏はタイの僧侶みたいな衣装(奥さんと奥さんの家族はタイに住んでいるとかなんとか…稲作がやりたくてタイに移住しようとしたとか語っていましたが、どこまで本当かわかりません)、Buzz Dee氏はひとりアメリカンで皆好き放題な感じです。
2000年にユーロビジョンソングコンテストのドイツ予選でお茶の間に衝撃を与え、ビルド誌に「あんなおかしいのをテレビに出演させたのは誰だ」と書かれたとか。
Stumpen氏は5、6歳の頃から声楽を学んでいた本格派ですが、何故こうなったのか…。
Knorkator
Weg nach unten
とても美しい曲で好きなのですが、PV(↑)とライヴ(↓)が何かおかしい。
Knorkator
Weg nach unten (live)
Knorkator
Buchstabe(Sondersendung)
クッキーモンスターのPV、前に観たのと違うと思ったら二種類あったみたいです。
Knorkator
Buchstabe
Knorkator
Konrad
NHKのラジオドイツ語テキストでドイツ文学者の池内紀氏がエッセイを連載しているのですが、2月号がちょうどこの曲の元ネタのホフマンのStruwwelpeter(ぼうぼうあたま)の話題でした。
これはおしゃぶり癖の抜けないコンラートという男の子のお話で、お母さんが「私は出掛けるけどあなたはいい子でお留守番していてね、指はしゃぶっちゃ駄目、でないと恐い仕立て屋が来て指をちょん切っちゃうから」と云って町へ出かけてしまい、留守中に指をしゃぶっていたら本当に大きなはさみを持った仕立て屋がやってきて指を切り取ってしまうという…そんな訳でアニメーションPVですが切られた指が飛んだり血が流れたりするので嫌いな方は閲覧注意です。
この曲が収録されている『We Want Mohr』にはあと「Robert」「Friederich」というホフマンのお話を引用した曲があります。
ドイツでは定番の児童文学だそうですが、どれも教育的な内容のようです。
ジャケットはこの本のパロディになっているのですが、黒人差別だといって人権団体に抗議を受けたらしいです。
Knorkator
Konflikt (Wacken 2011)
Knorkator
Ich hasse Musik (live)
Knorkator
Du nich (Live 2011 Stream)
Knorkator
Du nich (Hardcore Audiounplugged)
歌ありVer.もありますが、歌なしのほうです。
何もしなくていいよといって連れてきたらしいのですが、本当に何もしてないです。
無駄遣いというか贅沢というか。和む。
Knorkator
Sie kommen
Knorkator
Kinderlied
Alf Ator氏の息子さんだそうですよ。可愛い。
Knorkator
Ick wer zun Schwein
伝説のアレ。
IckはIchのベルリン方言でタイトルは「私はブタ」
観客席は盛り上がっていますね。