キュウリに関する記事が出ていたので、抜粋して紹介します。
(7月19日 朝日新聞)
カラットよりムシムシ大好き キュウリ成長中
~Q 苗から200本 栽培のひけつは?~
~「デリケートな作物」 茎・葉を調整 傷めず発送~
「キュウリは一年中出回っていますが、夏が本来の旬。暑さが厳しい中、冷やしたキュウリを口にすると、体のほてりを鎮めてくれるように感じます。福島県は、夏から秋にかけての出荷量が日本一。県を代表する産地の一つ、須賀川市では露地キュウリの盛りを迎えています。」
【須賀川市の農家、佐久間広幸さん(61)のキュウリ畑】
「キュウリのつるがネットを伝いながら、人の背丈ほどに成長している。30aの畑に約1600本のキュウリを植え、妻と栽培している。2人で管理できるぎりぎりの本数だという。」
「夏の最盛期には、朝4時からと夕方3、4時からの1日2回収穫する。キュウリの成長は早く、”一晩で 5cmくらい伸びていることがあります”と佐久間さん。」
「話しながらも、茎の様子を見てはさみを動かし、葉や茎の先端を切り落としていく。生産に適した枝を上手に伸ばし、葉の数を調整して風通しを良くするためだ。”切った葉や茎は畑の外に出します”。そのまま畑に置いておくと、ウイルスや細菌が増え病気を呼び込みかねない。」
「”デリケートな作物なんですよ。その分、手をかけたらかけただけ、返ってくる”と佐久間さん。1本の苗から 200本から 300本のキュウリが収穫できるという。 話すうち、汗がしたたり落ちてきた。”キュウリには湿度も必要です。カラッとしているより、人間が嫌だと思うぐらいの湿度が好き”とJAの担当者。」
「同JAはキュウリの等級を、まっすぐで変色もない最上のAから、大きすぎて大きく曲がったCまで、6段階に分けている。A品は長さが 19cmから 22cmと決まっている。」
プロのキュウリ農家はこうしているんだ! キュウリがデリケートな作物なんて。家庭菜園とは違うことをまざまざと知らされた気がします。