野菜に関する記事が出ていたので、抜粋して紹介します。

 

  (5月28日 日本経済新聞)

手間かかる野菜 家庭や農家敬遠

  ~サトイモやダイコン、購入・栽培減~

  ~調理タイパ重視/生産は人手不足~

  「食生活に欠かせない野菜にも、家庭や農家から支持される品目にはトレンドがある。家計の購入量や農家の生産量を10年前と比べたところ、傾向のひとつとして、家庭の調理においても農家の栽培でも”手間”のかかる品目の支持が相対的に下がっていることがうかがえた。サトイモやダイコンなどが敬遠され気味だ。」

  「家計調査の世帯あたり(2人以上)の生鮮野菜の平均購入数量は、22年は12年比 7%少ない。野菜生産出荷統計によると、野菜全体の栽培面積は 11%減った。 品目ごとでみると、サトイモやダイコン、ゴボウ、カボチャ、ホウレンソウは平均に比べて購入数量・栽培面積ともに減少が大きかった。」

  「野菜の人気のトレンドには食の嗜好の変化などが影響する。ブロッコリーの人気はそうした背景がありそうだ。一方、支持が下がっている品目について、専門家らからは消費や生産の両面で”手間”の大きさを指摘する声も目立ってきた。」

  「例えばサトイモは、購入数量は10年で 38%、栽培面積も 25%減った。下処理として皮をむいたりゆでたりする作業が必要。主な用途は煮物など煮炊きするもので、手間がかかる。手間のかかる野菜は需要が減り、農家の生産抑制を促している可能性がある。」

  「ダイコンは購入量、栽培面積ともに 18%減った。”収穫の際、洗って土を落としたり、葉を切ったりする作業がある。ダイコンの重さがネックになっている”。」

 

  もう一つ、関連する記事があったので、抜粋して紹介します。

  (5月27日 日本経済新聞)

カメムシ大発生 注意報

  ~住宅にも侵入、対策は?~

   ~洗濯物の付着を確認、窓に嫌がるスプレー~

  「強烈な悪臭を放つことで知られる果樹カメムシ類が各地で大量発生している。農林水産省によると、注意報を発令した自治体は24日時点で 30都府県。リンゴやナシ、モモなど果物に被害を及ぼすだけではなく、住宅に侵入するトラブルも相次いでいる。」

  「農水省によると、5月時点の注意報の発出自治体数は過去10年で最も多い。害虫に詳しい専門家によると、2023年秋にエサとなるヒノキやスギの実が多かったことや、暖冬のため越冬できないカメムシが減ったことが影響しているという。」

  「果物の被害とともに、カメムシが放つ強烈なニオイがトラブルの原因となっている。専門家によると、カメムシは外敵から襲われたとき、食べられないように身を守るため独特のニオイを発する。日本には1000種類以上のカメムシが生息し、種類によってニオイも異なるという。」

 

  私の市民農園でも、ジャガイモの葉にカメムシがいました。

※果樹のカメムシには、農薬防除として、スプラサイド水和、スミチオン水和剤、マブリック水和剤などがあります。