【2023年12月6日 「日経MJ(流通新聞)」】
2023年ヒット商品番付
「長いコロナ禍から抜け出した2023年。これまでの”限界”を突き抜けたテクノロジーや異才の活躍が人々を夢中にさせた。円安の恩恵でインバウンドがラグジュアリー(luxury)市場を盛り上げる一方、物価高が広がる国内ではコスパ志向が強まる。閉塞感を吹き飛ばす進化を遂げた人やモノが生み出したヒットこそ、まさに今年の”アレ”だ。」
東の横綱は「生成AI」。「世界の市場は約2兆円との試算も。ChatGPTは公開2カ月で月間利用者が1億人超。」 日本の企業は、その利用率が(世界に比べて)低いと言われていますが、それで大丈夫か?
(生成AIが作った伊藤園のCM)
西の横綱は「大谷翔平&WBC」。「(大谷選手を)広告に起用した商品では”大谷売れ”が続出。コーセーでは”コスメデコルテ”シリーズを初めて購入した男性客数が主要百貨店で一時13倍となった。寝具大手、西川のマットレス”エアーSX”は4~10月の売り上げが前年同期比6割増えた。」
東の大関は「藤井八冠」。「・・・八冠獲得による経済効果は約35憶円に及ぶ。・・・地元の愛知県では藤井八冠が対局中のおやつに関連商品を頼んで有名になった”ぴよりん”が連日売り切れ、24年2月に生産数を倍増させる。」
(ぴよりん)
西の大関は「アレのアレ」。阪神38年ぶり日本一。阪神梅田本店の売上高は改装以降で最高。パレードには100万人。
この番付を見ると、スポーツの熱狂が続いた1年であることが分かります。小結でランクインした「日本バスケ旋風」。あるスポーツ用品店では、W杯開幕以降の8~10月のバスケ用品の売上高は前年同期比2割増えたそうです。プロバスケットボールの平均入場者数が前年度平均比27%増で推移しています。
アニメ・ゲーム人気も相変わらず。東の関脇は「YOASOBI”アイドル”」。アニメ「【推しの子】主題歌。 西の関脇は「ゼルダの伝説」。Nintendo Switch用ゲーム。
アニメ・ゲームの話題には、付いていけません。YOASOBIというグループは、音楽番組で知りました。
「話題賞」に上げられた「スイカゲーム」。これもゲームですが、なんのことやら・・・。
NintendoのHPには、そのやり方を書いているのですが・・・。「フルーツを成長させてスイカを目指す」とあります。