2017年7月19日、「朝日新聞」で報道されました。

 

「脳梗塞 数日後投与でも後遺症抑止~歯の細胞から薬開発へ」

  製薬会社JCRファーマと帝人は18日、他人の歯から取り出した細胞を使った、急性期脳梗塞の治療薬を共同で開発すると発表した。従来の治療法は発症から数時間以内に始めなければならないが、この薬の開発が成功すれば、数日後の投与でも後遺症を抑える効果が期待できるという。

   脳梗塞では、血管が詰まることで脳細胞の一部が壊れるだけでなく、周辺の正常な細胞にも炎症が広がることで、言語障害など深刻な後遺症が残ることが多い既存の治療法は、対応できる医療機関に、短時間で患者を搬送することが課題となっている。

  JCRによると、開発中の薬は、一定時間血流が滞っても、静脈内に入った歯髄幹細胞が炎症を抑える役目を果たすことで、後遺症を防ぐ。すでに脳梗塞状態のマウスを使った実験では、想定した結果が出たという。両社は2018年度中に臨床試験(治験)を開始する計画だ。

 

  医学の世界は、日進月歩ですね。脳梗塞の薬が早く開発することを期待しています。

  ※2017年6月26日のブログ、「脳卒中の専門治療24時間体制へ(NHK)」を参照してくださ

      い。