と言っても、まだまだ日本の猛暑とはかけ離れた暑さ。

ドイツは、冷房とか全くないので、35度以上になると、学校が閉鎖になるんですー。

日本で、大雪降ると閉鎖になるように、ドイツは暑すぎると学校閉鎖。最初にこんなことを聞いたときは、35度って、普通の夏じゃんって思ったんだけれども、ドイツ人本当に夏の暑さに耐えられないのよ。

 

 

夏日が来るやいなや、ドイツ人によく起こるのが

 

「暑いあつい」って機嫌が悪い。

市役所の人とか、レジの人とか、みんな機嫌悪い。

 

 

「暑い」って理由で、学校の宿題がない

 

「暑い」って理由で、短縮授業

 

「暑い」ってなると、なぜか、職場の病欠が増える。

=働く気ないから、病気になって、家の庭でゴロゴロ

 

「暑い」って張り切りすぎて、白人の若い子たちみんな真っ赤に日焼けしすぎる

 

「暑い」のにクーラーが効かないから、電車がかなり遅れる。なぜか、故障が増える

 

もともと地黒で、猛暑を十分経験して来た私にしたら、ちょっと夏日になったぐらいで、真っ赤になるとかありえないし、「暑い」って理由で、みんな浮かれすぎだし、天気に左右されすぎだし!

 

 

だいたい、市役所とかで病欠が増えたりするこの時期、よく思うのは、「暑さ」で働く気がなーいっていうこの精神、やっぱりドイツの文化の一つで、学校時代から学ぶんじゃないかって思う。

 

だいたい、ルナが学校から帰って来ると、今日は、「暑いから」宿題なしだってー。とか、「暑いから」体育は、短縮だったーとか。何かと暑いから暑いからって。だいたい、学校の先生も休みが何かと多くなるこの時期。絶対おかしいだろって。一気に暑くなった途端に、みんな病欠って。

「ママに言わせると、大して暑くないし、この暑さの中で辛い思いしながら、学べないようなしょうもない大人になってほしくないわね」って言ってる。

 

旦那さん曰く、ドイツはクーラーないし、学校とかも暑いしっていうけど、日本の学校だって、クーラーがある学校なんてあんまりないし、私が小学校、中学校の頃は、汗ダラダラしながらマラソンしたり、朝から午後まで授業とか普通だったわ!

 

 

 

話変わって、我が家に新しい居候さん。

と言っても、我が家のゲストルームに新しいアパートが見つかるまでの間いる住居人。

 

もともとは、我が店にバイトさせてくださーいとあると聞きたスペイン人。

見た目は全くもってスペイン時じゃないので、またもや私のボロボロなスペイン語で、どこ生まれって聞いてみたら、モロッコ。

 

面接でいろいろ話してみると、モロッコ生まれといっても、3歳の時にスペインに家族で引っ越して、スペイン国籍を持ってるスペイン人。モロッコ語?も喋れるものは、書けないとのこと。

それも、スペインといってもイビザ島で20年以上パティシエさんとして自営業していたと。スペインの経済危機で大きな影響を受けて、自営業を続けていられなくなって、ドイツの親戚を頼りに引っ越したと。でも、その親戚の家も、小さく、それも新婚家族の家なので、なんだか片隅にいさせてもらってる感があるということで、我が家の一室を提供。

 

我が家で、やっぱり、保険とか年金とか社会保険に入りたいってこともあって、正社員希望をして来たんだけれども、我が店でも結構満杯なので、ちゃんとパティシエ職人としてドイツでやっていけるように職場を探してあげることに。旦那さん、一緒に労働局に回ったり、我が店からの推薦書を出したりと手伝った結果、うちの市では結構有名な巨大パティシエ店の面接まで登り、正社員として雇ってもらえることに。まだまだ、ドイツ語が全然喋れないからって自信がなかったものの、運良く億万長者の社長さんが、スペインに別荘持ってるってことで、スペインにもよく行くからスペイン語もしゃべれるのよーってことで、意思疎通がよくいったそうで。

ほんとよかったよかった。

 

一緒にご飯を食べたり、うちの家族とお酒を飲んだりすることも増え、私のボロボロなスペイン語で(笑)通訳しながら、お互いのことをいろいろ話して行くと、パティシエとして自営業を始める前、若い20代の頃は、スペインの国を代表する陸上競技選手だったと。だから、スペインの国籍も、親がモロッコ人だったから、移民手続きの結果に国籍をもらったんじゃなくて、スペインの陸上選手になったから、スポーツパスポートをもらえたんだと。当時は、あるスペインの企業から投資を受けて走っていた陸上選手で、それはそれは、毎日40キロを走っていたと。当時の若い時を振り返ると、食事制限、時間制限、友達制限がつけられてて、好きなように身動きも取れず、あまり楽しい思い出はないと。でも、いい経験になったよ。と。

 

 

イビザ島といえば、日本人にとってのハワイのようなもので、ドイツ人が旅行に行くといえば、マジョルカ島かイビザ。その中でも、イビザは、本当に全てが高い島。彼がいうに、道を歩けば、10件のディスコ、2件の普通の家、5件のホテルを見つけることができるって割合で、パーティだらけの島だと。

比較的、今でもヨーロッパの中でも生活用品が安いと言われてるドイツにきたもんだから、買い物に行くと、全ての安さに驚き!

 

今年の春に、1年間我が家にホームスティしてた子がいなくなってしまってちょっと淋しいなーなんて思ってたけれども、また、新たな住居人が増えて、ちょっと楽しかったり。

子供達も、我が家に新しい住居人がいるのが普通のことと思ってるのか、ドイツ語が喋れない人が来ても、あまり抵抗を持たずいるようになってるのでいいかっと。

 

 

あっ、ところで、我が家の車庫に数十年寝てた、アンティークバイク500ユーロで売れました。

{72EEE232-BE30-4419-9A0D-01CFF78133A7}

{EBC9DC2E-3E49-44E3-8C5B-F0F27A7A0250}

{F18AA600-9510-454B-9F3B-7EF0745B8671}

{D40E7416-B6F0-40A7-921A-726C547A4760}

旦那さんのお母さんとお父さんがよく乗り回したとか、旦那さんがいとこと2ケースビールを飲んだ後に、腹が減って二人でこのバイクに乗って、凸凹な丘をボンボン乗り回して、パンを買いに行ったんだーとか、たくさん思い出が詰まったバイクも、結構ボロボロで、修理代にコストがかかりすぎるし、旦那さんも今やそこまでバイクに興味があるわけじゃないし、義父も足が利かないから乗れないしーってことで、ずっと車庫に寝てたこのバイク。

買い手は、毎日ハーレーダビットソンを乗り回してる、ツーリンググループの一人の知り合いさん。ほんと典型的なハーレーダビットソンを乗ってるおじさんで、ヒゲがビヨーンと長く、声がガラガラで、日焼けしてて、白毛の長髪で。修理するのが楽しみだし、嬉しくて嬉しくてしょうがないよとハッピーな顔をしながらバイクを持って行ってくれました。