ルナを幼稚園に連れて行く8時は、まだまだ外は真っ暗。
「まだ暗いねー」なんていいながら歩いてたら、ぽつぽつ。

今日は、ドイツでも初雪。
やっと冬がやって来たって感じで、一気に寒くなりました。


相変わらず、モンスター度が高まってるというか、エネルギーが溜まってるというか。
どこかで体力を発散させないと…と考えてたところに、11月に同じ幼稚園ママと体験してみたスポーツクラブ。


開始10分間は、体育館内を歌ったり踊ったりしながら走る。
その後40分は、体育館中に組み立てられたアスレチックで運動。平行棒、跳び箱、ブランコ、トランポリンなどなど、毎週毎週違うアスレチックが組み立てられて。
最後10分は、音楽がかかってマラソン。
ただただ走り続ける10分間。

親も付き添って待っていないといけないので、親たちは片隅のベンチに座ってみてるんだけれども、たいていの子供は、「ママー。見ててー!」とか、「さっきのみたー?」とか、数分置きに「のどかわいたー」とか、なんだかんだで、10分おきにぐらいに、片隅の親のところに来たりするんだけれども、うちの子、一切来ない…。ワタシが、見てようと見てまいとかまわないようで、1時間中一切ワタシを見ない、呼ばない、来ない。

ちょっと、悲しかったり。

別に、待ってる意味ないんじゃないかな…別に、寂しがらないし…。

なんて思ったりもするけど、まいっか。

最後の10分間マラソンも、たいてい子供は、数分でばてて、水飲みに来たり、休憩したりするのに、ルナだけ、走りっぱなし…。もちろん、10分過ぎると、ゆでだこみたいに真っ赤ですけど笑。


それだけ動くので、夜はよく寝てくれる笑。
週2回のこのスポーツジム、冬の寒くて雨の日には、かなり助かってます。






ワタシはといえば、腰痛がひどくて曇り気味。
あっというまに、妊婦後期だった…。
ルナを幼稚園に送った後に、母子センターにいってヨガコースを登録したり、銀行に行ったり、買い物に行ったり。お店の掃除をちょっとして、家に帰って来てまた目につくところを掃除したり、洗濯したり、ご飯作ったり。


いつもの行動のつもりが、やっぱり夜には歩けなくなるほど腰痛と恥骨通で寝たきりに。

そういえば、日曜日には、知人ファミリーと動物園に行ってたくさん歩いたり。
腰痛のためには歩いた方がいいかなーと思ったんだけど、過ぎもよくなかったみたいで…


旦那さんにも、「日曜日は、俺でも疲れるほど歩いたし…なんで、そんなにあっちこっち掃除したがるの?もうちょっと、お腹の大きさを考えて行動すべきだと思うよ。」としっかり叱られました。


ということで、今日は何もしない。




先週末は、ちょっとショックな出来事が。
いつものように、朝に前日の売上計算をしてると、ウェイター用の財布から「70ユーロ(7000円)発見!」という旦那さんからのメモ書き。


なんだこれ?
後で聞こうと思って、午後に話しを聞いてみると…


ドイツでは、お勘定はテーブルでするのが普通のなので、レジに加えて、各ウエイターが大きな財布を持ち歩いて、お客さんが払ってくれた支払いに対しておつりを返したりしてます。

例えば、うちの場合は、お客さんにお勘定!といわれたら、iPad(レジ)で会計処理をして伝票を印刷。伝票を持ってお客さんのテーブルへ。すると、その場で、お客さんが伝票に書かれた値段+チップを払ってくれる。「これでぴったりでいいわ」っていわれたら、そのまま全額頂いて、「○○ユーロおつり頂戴」とか「〇〇ユーロで…」っていわれたら、それに対するおつりをウエイター財布から支払うっていうのが流れ。

それで、一日の営業の最後に、全部のウエイター財布を集めて売り上げ計算するのが旦那さんとワタシ。

こんな感じの財布で、腰ベルトに下げてます。



小さいお店のときは、日本にあるようなレジスターを使ってたんだけれども、バイトさんも増えて、お店も大きくなって来たので、レジをiPadに、ウエイター財布を使う事にすることに。ウエイター財布を使う事で、どの人がどれだけ、チップを稼げるか…とか、どれだけ売上を出せる買ってみれるのもあっていいし、お金をだまし取ったりするのも結構すぐ分かるし、各人責任をもってお金を運んでくれるしいいかもねってのが始まりで。


始めた当時から、旦那さんは、とても嫌な事だけれども、バイトさんはみんなお店のお金を盗む物って思ってるとつぶやいてて。結構これは、ドイツじゃ当たり前というか、よくあることらしく。
でも、疑ったらきりがないし…ということで、見て見ぬ振りしてたところはあるんだけれども、ウエイター財布にしたところ、売上に対してのチップの量にて、誰がどれだけ盗んでる確率があるか?なんてのが見えてくるようになって来ました。


すると、先週末、いつものように旦那さんが最初に売上確認。
お財布は、写真の通り、たくさんのポケット。小銭+5種類近くの札を分けて入れられるポッケ。
もちろん、お客さんからお金を払ってもらったら、お札はそのまま折ったりせずに、ポッケに入る。もちろん、込んでるときなんて、分けたりせずに、入れたりも。
お札や小銭が入るポッケの他に、一つだけ、チャック付きのポッケがあるんだけれども、そこは、誰も使わないポッケ。チャックを開け閉めするのもめんどくさいし、他のポッケだけで十分だから。

旦那さんは、いつも財布の隅から隅まで、逆さにしてまでお金が隠れてないかを確認するんだけれども、週末に見つけたのは、そのチャック付きポッケの中に小さく折られた50ユーロと20ユーロ札。


見つけると同時に、すぐに携帯で写真をとったらしく、見せてくれました。
見たところ、かなり怪しい折り方の上、忙しい週末の会計時に、チャックを開けて締めて、小さく折るなんて…


明らかに、支払ってもらったお金を手に持ったまま、お店の隅にいって小さく折って、チャックポッケに閉まって、帰るときに自分のポッケに移し替えて入れようと思ってた…、ところが忘れて帰っちゃったってのを物語ってる写真でした。



ウエイターさんには、バイト終了時間に、名前を書いた紙を財布の中に入れて帰るようにと指示してるので、誰がどの財布を使ってたかは明らかなので、誰の仕業かっていうのももちろん承知。


旦那さん、カンカンなのと悲しいのと、どうやって話しを切り出そうかなどなど頭を悩ませる。
自営業の知り合いに相談したところ、入ってたお札に印を付けて、元の通りにチャックのところにお札を入れておいて、誰がそのお財布を使ったときにその札がなくなってるか探し出せばいい…とか、面と向かって、「君がこの財布を使ってた日に、小さいポッケから折られたお札を見つけたんだが…」と直接聞いて反応を見てみたら…とかいろいろ考えは出た物の、どうするべきか悩むところ。


その上、旦那さん、バイトのみんなに、盗みはいけないっていうのを知ってほしいし、旦那さんも馬鹿じゃなくて、すべての財布に目を払ってるっていうのを知らしめてやりたいってのもあるらしく、いままでは、みんなが帰ってからやってた売上計算をバイトさんが帰る時間に合わせて、そのバイトさんが持ってた財布の中身確認をするようにしようか…とかいろいろ悩んでます。

人間不信になりますね…。


ワタシは、日本人なのもあって、あの人がやる分けないとか、ティーネージャーのバイトさんに対しては、まだ、子供だからねー…なんていってしまうところもあるんだけれども、毎日70ユーロ(7000円)盗まれてるとすれば、月に、年に…これだけ盗まれてると思うとね。

はぁ。
やっぱり、いつになっても悩みは尽きないし、次々に出てきますな。