ルナがロタウイルスで入院したってことで、また生活時間が変わってました。
今回は、ちゃんと哺乳瓶からも飲んでくれるってことで(母乳であれば)、泊まらなくてもいいけれど、やっぱり隔離されてるし、病院恐怖症だし、心配なので午前中から付き添って。
夜は、家に帰っても一人でつまらないので、ホルガーのお店を手伝うことに。
ちょうど、コックさんも3週間の夏期休暇でいなくて、ホルガーがキッチンをやらなきゃいけない上に、ドイツはぐんと寒くなって、庭でのグリルがお預けになって、外食に出る人が多くなったので、ちょっと夏よりもお客さんが増えたし。

いつものように手伝ってたら、サービスのバイトちゃんが、「なんかお店が停電ですけど~」って。
キッチンはばりばり電気ついてたから気づかなかったけど。
「へ~!?」と店長ホルガーパニック。
地下室の電気室を見に行ったり、ブレーカーをチェックしたり。
ちょうど料理中でいろんな物が油に入ってるのに~!

その間、お店真っ暗ですけど…。

ホルガーが地下に行ってる間に、私はバイトちゃんに「とりあえず、ティーキャンドルを小皿に乗っけて、すべての机に配って来て」と指示を出し、2、3個あったキャンドルライトと10数個のティーキャンドルを急遽キッチンで準備して。
バイトちゃん、ぼさっと突っ立って、「ほんとに?ほんとにキャンドル持ってくの?」というので、「真っ暗よりはいいから、とりあえず、持って行って」と。
そして、その片手で、料理をすべて油からあげて、お皿に飾り付けて…。
相変わらずパニクってるホルガーは、地下に行ったり、ブレーカーを直したり…。
20分ぐらいその調子だったので、「もう、これはしょうがないから、ここは事情をお客さんに説明して、シュナップ(食後酒)やらデザートやらをサービスで出すことにしなよ」と悟し。
いろいろと停電のもとを探していると、どうやら昨日移動したトースターの位置がいけなかったらしく、ショートした様子。で、トースターを外してブレーカーをあげてみるとお店点灯。めでたし。
こんなてんやわんやもあっという間に終わり閉店。
サービスのバイトちゃん曰く、お客さんからは、「停電びっくりしたけど、ティーキャンドルでの食事も、まーまーロマンチックだったわよ」と言われ、ちゃんとチップもいただけたと。
ま、よかったよかった。

さて~、ルナですが。
やっと昨日午後に退院できました。
てか、だいたいロタウイルスって?→ウィキ
先日、アメリカのホストマザー(胃腸系の看護婦さん)からもメールをもらって、いろいろと説明され、どうやらアメリカでは基本的に新生児はロタウイルスのワクチン接種を奨励されてるとのこと。ドイツでも、いとこの赤ちゃんやらは、すでに接種済みとのことで。ルナは、3ヶ月間集中治療室生活を過ごしたため、接種スケジュールがちょっと遅れちゃってて…。8月になって、5ヶ月目でやっと始めの6種混合を受けて、きっとこれからその他の予防接種も受けていくんだろうけど、ほんとだったら、生後半年後頃に、母体免疫が減ってきたころに病気にかからないように、それに合わせて事前にいろんな予防接種を受けておくんだけれど、ルナの場合、これからいろんな予防接種を受けなきゃならないしね。「予防」接種になればいいけど。風邪とか病気にならないように気をつけないと。それにしても、ロタウイルス、アメリカのホストマザー曰くかなり深刻な病気らしく、1週間ほどで退院できるなんて、ツイテルって。それにしても、隔離生活は、結構大変でした。独り部屋でよかったけど、病室からルナは出しちゃ行けないし、病室で私が使ったコーヒーカップや、部屋で搾乳したミルクも部屋の外に出しちゃ行けないし。私以外の見舞客は青い全身エプロンとゴム手をつけてルナに近づくことを義務づけられてたり。看護婦さんたちも、必要以外は部屋に入ってこず、時々ドアをノックして、ドア越しに様子を伺いに来たり。
まぁ、なんにしても、治ったわけで、よかった。
また、離乳食開始時期も遅れちゃってるけど、体は6ヶ月でも、手術やら何やらで腸がまだ3ヶ月ぐらいの成長過程なのかもしれないから、焦らずゆっくり始めようっと。