composiestaのコンサートへ行ってきました。 | ~音楽の旅~ 高井ピアノ教室

~音楽の旅~ 高井ピアノ教室

埼玉県川口市のピアノ教室です。

昨日は、何度も足を運んでいる、芸大後援の作曲家達のコンサートに行ってきました。

このうちの一人に、尊敬している中学の時の先輩が出ています。


先輩の今回の作品は、トロンボーンとチェロの為の『祈り』という曲。


最初はトロンボーンとチェロ?聴いたことない…というのが率直な感想。

(不勉強なだけで、普通にあるのかもしれません…)


でも現代音楽ですから、何でもアリ?な部分もあるんだろうな…と思いながら、貴重な機会を心待ちにしていました。


出だしはチェロのインパクトのある音からスタート。

その音が、???

ヨーヨー・マが弾くような深みのある音ではなく、フラジオレット(指を浮かせて弾く奏法)のような…

でもちょっと初心者が弾くようなキーッとしたような音にも聴こえるし…

(奏者はチェロ科を出られているちゃんとした方です 笑)


その後はトロンボーンとの繰り返しの掛け合い。

途中トロンボーン奏者が後ろの座席の方に移動して吹く場面もありました。


音楽というよりは、芸術。

数々のコンクールで受賞されてますから、

素晴らしい作品だったのだと思います。


ただ、凡人の私には作曲の解釈は難解で、ひたすら響きを楽しんでました。(笑)


以前司会の方が、


「現代音楽は、これが芸術!と言えば何でもそうなるし、その空間、響きを楽しめればそれでいいんですよ〜」


と言ってましたっけ…。(と、言い訳 笑)


あとで、久しぶりに再会した先輩にお話を聴くと、チェロの音は開放弦のみだったそうです。そういえば、ビブラートをきかせたりは無かったかもしれません。

作曲の話をする先輩はキラキラしていて、素敵でした。


個人的には、ピアノの曲を作曲された方で、一度と五度の和音を合わせてみた(本来は合わないものです)…という『ワルツ』という曲が面白かったです。


斬新な芸術を聴くのも、感性を養うために一つの勉強ですね。


帰りに本当に久しぶりに銀座のYAMAHAに寄って、生徒さんの弾く連弾曲を探して帰ってきました。