連日、発表会の曲決めでバタバタしていますが、弾きたい曲がある生徒さんは出来るだけ希望を叶えてあげたいと思っています。
自分で選んだ曲はモチベーションを保てますからね。(笑)
「おばあちゃんがカノン聴きたいって言うから、カノンがいい。」
そう答えた○ちゃん。
「カノンってパッヘルベルのカノン?」
「そう。お風呂沸いたときの音楽。(笑)」
「あら〜、そうなの?先生の家の音楽は…」
などと、どうでも良い雑談をした後、
「一週間、先生に時間をちょうだい!
○ちゃんか弾けそうな楽譜を捜してみるから…。」
ということで、楽譜捜しが始まりました。
パッヘルベルのカノンは元々室内楽の曲なので、ピアノの楽譜として出ているものは全て編曲なんですね。
よって、本当に色々なアレンジがあります。
先ずは家の楽譜棚から。
パッと見つかったのはニ曲でした。
一曲は1ページの短い簡単パージョン。
もう一曲は三声になっているような少し複雑バージョン。
これは二曲とも○ちゃんにはちょっと…と思ったので、楽器屋さんに出かけました。
沢山ある中から見つかるかな…とちょっと心配でしたが、意外とある、ある…
こんなに色々な人が編曲してるんですね。
片っ端から楽譜を眺めて頭で音楽を鳴らし(笑)、粘ること1時間程。
コレかな?と思うものを2冊購入して来ました。
家へ帰って弾いてみると、意外と単純?とか意外と盛り上がりに欠ける?とか、少し納得出来ないでいた所、偶々、楽譜棚にある別のカノンの曲を見つけることが出来、そのアレンジがとても良かったので、○ちゃんにも聴いてもらって結局それに決めました。
頭を悩ませた楽譜たち。
○ちゃん、おばあちゃんに喜んでもらえる様、素敵に演奏しましょうね。