1975年PCM digital recording (DENON)
映像ⅠⅡ 版画 喜びの島 (DENON OX-7032-ND)
DENON PCM レコーディング2号機による録音
1号機は1972年から使用し PCM digital録音を開始した。 マイクが拾った音を電気的信号に変えて 1秒を1/50,000に分けて 13列の 0.1,の符号に置き換えてヴィデオテープに記録。ダイナミックレンジは約75dB(普通のアナログ録音レコード盤は約60dB)に拡大された。
周波数特性はDC〜20,000Hz ±0.5dBと平らか。
サンプリング周波数は書かれて無いが、後の16bit 機では 50.4kHz の記載が有った。
当時購入した彼の三部作の中では一番気に入らなかった…ので今でも盤質良く聴けます。(水洗いは敢行 以降の帯電防止にもなっています)
(ジョン ケージのプリペイド ピアノの為の…、とサティ ピアノ曲集は 睡眠の為の音楽⁉︎の様に夜毎良く聴いたので かなりの傷盤となりました)
この盤は YouTubeに全曲upされています。
懐かしい東京日比谷 イイノホールでの録音
(キャパ 500人程)のリサイタルホールとして
かつては日々リサイタルが開催されていたホール
(飯野海運のホール、隣りのプレスセンタービルの最上階がドーム型になっていて、其方がホールかと思った⁉︎)
天井 壁が木質で柔らかで控えめの残響を持つ。ただピアノはステージ奥に置きっ放しで、空調のかけてない夏場は湿気にやられる(Hamburg STEINWAY)状態だった。YAMAHA系調律師の出入りが圧倒的に多かったので、少しヤマハチックな響きのするハンブルク スタインウェイだったが、このレコーディングではスタインウェイ コンサートチューナーとして当時の東京では彼が最高とも言われた (ミケランジェリ アルゲリッチ ポリーニ等も担当)杵淵 直知氏の懐かしい 美しい響きがする。(中肉中背な彼を開演前のステージで見かけると 今日のピアノは大丈夫‼︎ と安心してそのリサイタルを聴けた) 彼が ここのホールの少しYAMAHAチックな響きのした スタインウェイをドビュッシーが弾ける迄に仕上げた その苦労が垣間見れる(聴ける)盤でもある。
スタインウェイの全盛時代と言われる1960年代の旧型鉄骨のハンブルク製のコンサートグランドD型の響きである。13bit digital 録音では在るがレコーディングのドビュッシーに特化して調整がなされている為か、音質的な破綻も無く 美音で録音されている。(当時 名器と言われ良く録音に使われた東京荒川区民会館のスタインウェイの表現力程の幅は感じられないが、ホールの広さに有った程良い調整がなされている。(普段は ちょっと疲れたというか もう少し酷い響きで此処のホールのピアノを聴いていた(ヨーロッパ帰りのピアニストの宮澤 明子さんが日本のスタインウェイは味噌汁くさい響きがすると言ったのは此処の事か⁉︎) 記憶が有る…1980年代)
…高橋 悠治氏の少し癖っぽい弾き方が 若い頃は気になっていたが 御仁になって聴くと なかなか良い感じに聴こえる。…演奏に正確性を求めるなら 正確 端正な演奏では無いが、ドビュッシーの本質が感じられる。🎶1/3×3 =1拍 🎵1/2 ×2=1拍では無く 🎶 0.3+0.45+0.25 =1拍だったり 🎵 0.55+0.45=1拍 と均等割りでは無かったりするが、
(多分ドビュッシーの手書き草稿のコピー譜🎼等を見て研究した成果が在る様な)インスピレーションが、彼の音楽としての自然な流れが 其処に感じられる。活字化された様な見やすく綺麗な譜面を🎼その通り正確に弾けば弾く程 その音楽の本質からは離れていってしまうものがドビュッシーには在る様だ。
高橋悠治とバッハ
フーガ ト短調 BWV.578. YouTubeから
パイプオルガンの名曲 小フーガト短調 です!
シャコンヌ(ブゾーニ編曲) YouTubeから
ソロ ヴァイオリン パルティータからのF.ブゾーニ編曲のピアノ独奏版 (ブラームス編曲の左手版の方が自身は好きですが….)
高橋 悠治は かつてはサティの演奏で絶賛される
5つのノクターン YouTubeから
この演奏は2017年の録音です。
LP盤の中でも 継子扱いを受けたdigital録音LP盤は真空管アンプでの再生は相性が余り良く無く
この真空管を組み合わせたパワーアンプならPCM 13bit digital recording LP盤の再生も可能。
(90年代〜のロシア球 中国球の選定品でも高音域の歪みか大きくなり耳につきます)
米SYLVANIA製 6L6GB 〜1970年外観ガラスドームのサイズは違うが内部構造は同じ、左の方が少し新しい(小型化された→蘭Phillips 社にOEMされ70年代の後半まで製造された 6L6WGB)
中央のMT管は米GE製 12AU7A 1960年代後半のもの内部形式は微妙に違うが(絶縁雲母の形)
(それぞれ対の片方は劣化が進み 現在使えるものの中から音質が揃う様に左右組み合わせて使用)
SONY MX-A5 1980年代のミキシングプリアンプのフォノ部…内部は基盤構造に(抵抗 とトランジスター等)では無く一括 IC化された(青 オレンジ銀色系はコンデンサー 茶系は抵抗 緑系ダイオード 黒い三角はシリコントランジスター(少ない) 黒の長方形がIC 集積回路
当時の最新鋭型で低歪率 レコードのRIAA偏差も誤差が極小化されている) を経由して(下のMARANTZ のグライコはパス)接続。
スピーカーBOXはSANSUI SP-50 1970年代
(この木製格子は再生特性に殆ど影響しない)
ツィーターはTechnics製(OEM)5cmアルニコ金属ホーン型 7,000Hz〜20,000Hz、 -12dB/oct で低音域カット用にフィルムコンデンサー+側に追加接続 能率は91dB/mなのでアルティックより−6dB (3dBで倍なので)出力は1/4程となり さり気無く高音域補強。
スピーカーエッジが布+コーティング材 製なので破損を免れている。(年に1度エッジにトリートメント材塗付)
モノラル〜ステレオ初期時代のものなので7,000Hz辺りにピークが有り〜以降だら下がり特性となる。再生可能周波数は 公称f0 〜13,500Hz,(弦やヴォーカルの再生が得意) 97dB/m の効能率スピーカー。
カートリッジ audio-Technica VM-10D (TRIOへ OEM仕様楕円針 周波数特性20〜25,000Hz,)
ドビュッシー 版画 1, パゴダ pf,高橋 悠治
1975年DENON PCM digital 録音LP盤から
13bit digital 録音の若干の響きの薄さは感じられるが 美音で鳴る。6L6真空管は奇数倍音の再生が少なく偶数倍音が豊かに聴こえる特性があるが(
ピアノの鍵盤88鍵それぞれの音に対してなので、相対的な欠落する倍音は無く 当時の digital録音も原音が美しく録音されるとの評が有ったので、相乗効果が有りそう。(色つけスプレー増し増しですが、1970年半のMcIntosh のアンプの方が肉付き立体的な太く重厚感のある音になるが 見通し明瞭度はこの真空管アンプの音に軍配があがる)
ミケランジェリのピアノ(Hamburg STEINWAY)の響き
1971年に(先行して⁉︎)独グラモフォンから発売
ドビュッシー 映像Ⅰ.Ⅱ 集 子供の領分
stereo 後期のアナログ録音盤 pf.A.B.ミケランジェリ この盤はYouTubeに全曲upされています。
ミケランジェリに世界最高のハンブルク スタインウェイと言わしめた名録音とハンブルク工場一の名調律師のアルブレヒト の手による…。
ミケランジェリのその後の来日公演で調律を担当した杵淵氏は この録音について ミケランジェリ本人から 彼の調律の師とのエピソードも聞いている。
ペダルの魔術師とも思われていたミケランジェリは ペダルはオーソドックス(1/2 ハーフ 1/4 クォーターpedal等は当然使用するが… ピアノのペダル操作は ON とOff だけと単純では無い)
その色彩感豊かな響きは 彼の指先から創られていた…それに答える為には ピアノアクションの並々ならぬ完璧な調整を彼は調律師に要求した。
薄紙1枚…数ミクロンのアクションの動作の違いをもミケランジェリは指先で感じて その修正を要求したそうだ。(当時世界最高のアクションの木工精度を誇ると言われたYAMAHA CFⅡ でも誤差は1/25 mm 以内と言われていた)
ピアノ演奏者はアルトゥール .B. ミケランジェリ
ドビュッシー 前奏曲第1巻
この盤は全曲YouTubeにupされています
ドビュッシーにとって(特に)大切なピアノの音色感を 独 日 の天才的な調律師が その録音を支えていました。完璧主義なミケランジェリに世界最高のピアノと言わしめた Hamburg STEINWAY model D コンサートグランドピアノの調律。
ハンブルク工場でNo.1 と言われたコンサートピアノの最終調整を行うMeisterの アルブレヒト氏そして、その弟子であり 帰国後 日本で活躍した杵淵 直知 氏 (サントリーホールが出来る前の上野の東京文化会館での著名なピアニストのリサイタル等でのピアノの響きを支え 黒子に徹した)
…話すと長くなりますので、下のコメント欄でのやり取りの中に 彼とミケランジェリとのエピソード や 師のアルブレヒトの記載があります。
…興味の在る方は そちらをご覧ください。
杵淵 直知氏と出合う 1970年前半迄はミケランジェリのコンサートツアーのピアノ調律はタローネが受け持っていました。
1973年 ミケランジェリの東京公演
上野 東京文化会館大ホール(5階席迄在る)
この時は同胞 イタリアのピアノ設計 製造工房 調律師のタローネを連れて来ています。
伝説の演奏 ラベル 夜のガスパール
YouTubeから
同日プログラムの中から ラベル 高貴にして感傷的なワルツ もYouTubeにup有ります。
その独特な音色感で世界中のファンを驚かせた
イタリア タローネ調律によるLPレコーディング
ガルッピ & スカルラッティー ソナタ集
pf. A .B. ミケランジェリ YouTubeから
同時録音のベートーヴェン ピアノソナタ32番は此処では割愛されている(この盤は持っていたが、当時の再生システムで聴くベートーヴェンは余り感心しなかった(調律が曲調に合わない感じを受けた) 悪魔的…とも言われるベートーヴェン最期のピアノソナタの第一楽章は ラベルの夜のガスパールにも感じられる色彩感が凄いが、天国的とも言われる第二楽章の響きには違和感が在った。(平均率からは逸脱した調律と言われた…後に内田 光子氏が東京文化会館で演奏したモーツァルトのソナタの全曲演奏会で施した古典調律とも違う様である)









