日本鱗翅学会第57回東京大会が本郷の東大農学部で始まりました。
当社は研究者向けに昆虫の捕獲器や飼育器を別注対応でお届けしておりまして今大会でも飼育器の展示を行っています。
開会挨拶の後、早速「神奈川県におけるコムラサキの分布」に関する発表が始まりました。
コムラサキは一時絶滅危惧種に選定されるほどでしたが近年東京から南下してきて分布が広まってきた模様。
最近他の種まで分布拡大が見られているとのことです。
河川敷等の環境の緑化などによる改善が原因かもしれないとのことです。
昆虫の分布が変化する理由としては地球温暖化がよく言われるが緑化や里山整備などの成果である可能性も排除できないようです。
昆虫の分布の変化は環境の変化のバロメーターなので、珍しい虫を見かけたら要注意かもしれませんね。


