言葉には、人の心が宿ると言われています。

何気ない言葉に傷ついてしまったり、落ち込んでしまったりする事もあるでしょう。

自分の心に、それを気にしている事があるから引っかかるんだ、
そんな風にいわれる事もあるわ。

そうね、確かに、そういう部分もあるかもしれない。
でも、伝え方にも、その人が現れるの。


例えば、入ってはいけない場所に入ってしまった時。

間違えていますよ。
そこは立ち入り禁止ですよ。
危険なのでこちらに移ってください。

そういわれると、あぁそうか、と素直に聞く事が出来る。
でも、

なぜそこに入っているのですか。
入ってはいけないと言うルールを知らないのですか。

そんな風にいわれると、とても嫌な気分が残る。
この違いは、そう、言葉に乗せられた思い。

はじめの3つの言葉には、
知らなかった事を教えてあげよう、危険を伝えよう、
そんな相手の事、安全を考える心が宿っている。

次の2つの言葉には、
そんな事も護れないなんて、悪い事、ひどい事、
相手に対する責めの心が宿っているの。


私たちは、心で言葉に宿った心を感じるから、
そして、その言葉によって動く自身の心を感じるから、
様々な思いを心に生み出すの。


イライラして、ついきつい言葉を使ってしまったり、
相手を責めてしまう事もある。

そして、そのひどい言葉は、相手と、自分にもいい気持ちは残さないの。

つい、そんな失敗をする事もあるけれど、
出来るだけ、相手も、そして自分の心にも優しさが伝わる、生まれる言葉を伝えたいわね。


そうそう、もしも、ひどい言葉で落ち込んだときには、
きっと、その人にイライラが宿っていたんだな、と理解し、
自身の心にイライラの言霊を取り入れないこと。


あなたで止める。

そんな大きな心で、いつも優しさを伝え合いたいわね。