
大好きなアーティスト326。
この画像を見ると
ほっとする。
認知症で記憶が曖昧な母。
ぐちゃぐちゃの毎日の中で
過去の親子関係の負の部分ばかりが
浮かんでしまう私。
ついついイライラしてしまったり。
母は私が高校生の頃
ある日突然居なくなった。
当時、弟は中学生だった。
姉は住み込みで看護師をしていた。
私達は、出ていった母の居なくなった生活を
当たり前のように送った。
私と弟は新聞配達というスキルを手に入れた。
小遣いは自分で稼ぐんだぜと。
姉も家に戻ってきて、家事は交代制。
働き始めた就職先にも
母が子供名義で借りたお金の
借金の取り立てが来たりもした。
幼い頃から母に父の愚痴ばかり聞かされてきた。
それでも父を嫌ったことは無い。
私達は人を見る目があるのだ。
時が経ち、母は戻ってきた。
父が大切にしていた母。
父に大切にされていた母。
父が許すのであれば私も許そう。
何度も言う。
親孝行は義務ではない。
心で感じた行動をするだけのこと。
ならば私はまず
母を許した自分を許す。
そして認知症の母は
新生母なのだ。
新しい生き物なのだ。
過去を絡めても
過去を責めても
我らの普通を求めても
どうしようもない。
今の母を
そこだけ切りとって
出来ない部分を手伝う。
産んで育ててくれたから
こんなに立派になってよかったじゃんって。
私も息子が
自分を大切にしてくれると
本当に嬉しい。
親孝行なんて
実は至ってシンプルなものなんだな。