映画、ted を観てきました。字幕版です‼
下記は、激しいネタバレ、または最終的なオチまでを含む内容です。
これから観る予定の方はご注意ください‼
TVのコマーシャルなどでもご存知かと思いますが、
クマのぬいぐるみが突然しゃべり、動き出し、
主人公と唯一無二の大親友になる話。
メインは、彼らが大人、しかも主人公が35歳というおっさんに突入してからの話で、
その時点にはクマのtedも、おっさんになっているわけです。
この映画は、R15に指定されています。
正直、Trail映像を観て、これを果たして観に行って、
後悔しないだろうか、と不安でした。
でも、簡単な一言で表現してしまえば、
観に行ってよかった。
悪くなかった。
アメリカでは、予想以上の大ヒットとなって、
ちょっとした旋風を巻き起こした、らしい。
R15とは言っても、見るに耐えないような酷いシーンは無かった。
たしかに、大人になった二人は、
共に暮らし、おっさんどうしなりの
下ネタ大連発の会話も繰り広げるし、
クマのぬいぐるみであるにも関わらず
人間のイケてる女性とのHシーンもある。
だけど、そのシーンだってちゃんと想像力を働かせるような
お笑いシーンに仕上がってるわけだし
下ネタも、思っていたよりもずっと
数は少なかった。
とんでもなくオゲレツネタもあり、
これにはさすがに引きましたけど。
ですが、この映画は、そんな陳腐なネタだけを披露しているわけではないです。
tedと主人公との間の、大人に成長してからも続く友情がテーマとなり、
愛に溢れた作品に仕上がっています。
主人公とtedの、罵り合いの末の殴り合いの大げんかも、
あんなに本気になれるのは、本気で愛しているからだと、
私はそう感じて観ていました。
不思議なほど、クマのtedの表情が豊か。
笑顔も、怒りも、困惑も寂しさも、ぬいぐるみとは思えないほどちゃんと感情が伝わってくる。
それは、眉毛の角度とか口の動き、手足など体全体での表現力からくるものなのだと思います。
感情がとてもよく伝わるのが、また観ているこちらがスクリーンにのめり込む事の出来る理由かもしれません。
大好きなクマのぬいぐるみが動いたら、しゃべったら、と、
子供の頃に妄想していた姿が、実際の映像になってくれた。
そんな感覚を抱くのは、私だけではないのではないだろうか。
あの動きは、監督自らが演技しているものをコンピューターで創り出しているらしいですが、
監督自身の中のクマのぬいぐるみの妄想像そのものが演技されて映像となっているのだな、と
なんだか納得してしまいました。
しゃべる事もする事もとにかく、おっさんだしシモネタだらけだけど、
表情や体の動きなどの表現力に関しては本当に、
可愛らしくてどうにも憎めない、
素晴らしくキュートなクマのぬいぐるみを立派に演じてくれていると思うのです。
また、物語の中にはしっかりとした抑揚があり、
とても単純ながらも
アクション的なシーン、ちょっとしたカーチェイス、などなど
アドベンチャラスな見所があり、
エンターテイメント映画作品としての面白さを持っています。
簡単なストーリーを紹介しますと…
8歳の少年ジョンのもとに、
クマのぬいぐるみがサンタからの贈り物として届いた。
しゃべってくれたらいいのにな、と願った彼の祈りは叶えられ、
本当にしゃべり出し動き始めたクマのぬいぐるみ、ted。
仲良くなり、いじめられっこでひとりぼっちだったジョンとtedは大の親友になり、
共に成長して大人になっていった。
ジョンは35歳。tedもすっかりおっさんになった。
彼女がいるが、彼女といちゃつこうにも、部屋にはいつもtedがいる。
大人になり切れないジョンの事を彼女はtedの存在のせいだと思い、
ジョンはついにtedに別れを告げ、
真の独立心を持つことを決意した。
tedは独り立ちする為に働いて家賃を稼ごうと、
スーパーマーケットで働き出す。
一人暮らしを始めたtedだったが、
ある日、tedの昔からの大ファンであるという変態パパラッチ男に拉致されてしまう…
tedから離れられず大人になりきれない、
情けな~い主人公ジョンではあるけれど、
実際に離れられなかったのはそれ以上にtedの方だったのかもしれない。
何かつまらない事を報告にいちいちジョンに電話をしてみたり
子供の頃からお互いに好きだった話題を引っ張り出してきては呼び出したり。
だけどそれは、大人になっても少なからず心のどこかに持ち続けている
少年のままの心。
そんなものは多かれ少なかれ誰しもが
持ち合わせている心の一部なのではないだろうか。
とにかく、この映画を観て、あんなに泣いていたのは
世界中で私一人かもしれません。
それほど、私は泣きました。
バカみたいに。
ここからオチネタの記述があります。
変態パパラッチにtedは拉致され、
監禁されて逃げ出し、
その変態パパラッチに追いかけられたtedは、
野球場の鉄塔に登っていきました。
下から追いかけてきた変態に足を引っ張られたtedは、
怪我をしたお腹からどんどん破れていき、
しまいにはついに、真っ二つにちぎられた姿で
地面に落ちてしまった。
私はこのシーンから、もう涙が止まらなくなり、
悲しくて悲しくて、大号泣しました。
バラバラになったtedを急いで家に連れ帰り、
大手術をした主人公とその恋人。
粉々になった綿をお腹にぎゅうぎゅう詰め込み、
慣れない手つきでギザギザに無理やり
縫い付けていく。
お腹の傷からは中の綿がハミ出し、
tedはついには帰らぬ姿となり、
人の死体さながらに白い布をかけられて
二人はtedの死を心から悲しみ悼みました。
映像も本当に迫真に迫っていて
観ていてその世界にリアリティを感じてしまう。
たかがぬいぐるみ、ではない、
あくまでも彼らは命ある者同士であり
間違いなくそこには愛や友情が溢れている。
すでに、お腹のキズが大きくなり、
ビリ、ビリっと音を立てて傷が広がっていく時点で
私は心の中で、やめてやめて~(>人<;)と叫んでいた。
まあ、私があんなに泣いたというのは、
tedが真っ二つにちぎれて、お腹の中の綿を空中に撒き散らしながら地面に叩きつけられていく姿を観たときに、
昔の事を思い出してしまったから、というわけです。
子供の頃、クンクンと名付けたクマのぬいぐるみを持っていた私は
姉にいつもそのクンクンを奪われ
投げたり引っ張ったり叩いたりしてイジメられていた。
クンクンはボロボロになり
何度となく手術を重ね
最後には、もう手術をしても手に負えないという姿になり
母親に、終わりだね、と言われて
クンクンと永遠の別れをした。
tedの大脱走劇から死闘の逃亡、
変態パパラッチとの攻防。
パパラッチにtedは足を引っ張られ
お腹についたキズがどんどん大きくなり、
半分にちぎれて地面に叩きつけられた、その悲しいバラバラになったtedの体は
間違いなく私に、子供の頃のクンクン殺害事件を思い起こさせ
大好きだったクンクンとの出来事と重なってしまった。
それで、涙が止まらなくなってしまった、というわけです。
それだけ、そのシーンは
単なるテディベアというぬいぐるみとしてではなく、
激しいバトルを迫真に迫った演技、映像で
観ている観客の心を上手く掴む事に成功している、という事なのだと思うのです。
だから私は、これはちょっとしたファンタジーではなく、
列記とした映画作品として成功しているのだと思います。
最後には、tedの存在を疎んでいた主人公の彼女が、
tedの大復活を流れ星にお祈りして
全てが究極のハッピーエンディングを迎える、という
なんともアメリカ映画らしい結末が待っていた。
キズの縫い目さえ無くなり、
まっさらに治ってしまった姿には、私は若干の興醒めをしたけれど、
それでもハッピーエンディングは
人の心をハッピーにする力があって
私も実際に、大変ハッピーな気分になり、映画館を出ることが出来ました。
お腹のキズは、縫い目があったままの方が
ストーリーとしても彼らのこれから築いていく歴史のためにも
よかったのではないかな、と、
私は今でも思っています。
子供と一緒に見ることは出来ないでしょう。
たしかに、tedの動く姿は、本当に愛らしく、
大抵の大人でも抱きしめたくなるようなチャーミングな姿に映ります。
しかし、あくまでもこれは、
大人が観る映画である。
ネタが、下ですし、ted達は悪い事ばかりしています。
だから、どんなハッピーエンディングが待ち受けていようとも、
幼い子供たちには見せてはいけません。
これはtedだから許されてしまうこと。
憎めないんだよね。
下記は、激しいネタバレ、または最終的なオチまでを含む内容です。
これから観る予定の方はご注意ください‼
TVのコマーシャルなどでもご存知かと思いますが、
クマのぬいぐるみが突然しゃべり、動き出し、
主人公と唯一無二の大親友になる話。
メインは、彼らが大人、しかも主人公が35歳というおっさんに突入してからの話で、
その時点にはクマのtedも、おっさんになっているわけです。
この映画は、R15に指定されています。
正直、Trail映像を観て、これを果たして観に行って、
後悔しないだろうか、と不安でした。
でも、簡単な一言で表現してしまえば、
観に行ってよかった。
悪くなかった。
アメリカでは、予想以上の大ヒットとなって、
ちょっとした旋風を巻き起こした、らしい。
R15とは言っても、見るに耐えないような酷いシーンは無かった。
たしかに、大人になった二人は、
共に暮らし、おっさんどうしなりの
下ネタ大連発の会話も繰り広げるし、
クマのぬいぐるみであるにも関わらず
人間のイケてる女性とのHシーンもある。
だけど、そのシーンだってちゃんと想像力を働かせるような
お笑いシーンに仕上がってるわけだし
下ネタも、思っていたよりもずっと
数は少なかった。
とんでもなくオゲレツネタもあり、
これにはさすがに引きましたけど。
ですが、この映画は、そんな陳腐なネタだけを披露しているわけではないです。
tedと主人公との間の、大人に成長してからも続く友情がテーマとなり、
愛に溢れた作品に仕上がっています。
主人公とtedの、罵り合いの末の殴り合いの大げんかも、
あんなに本気になれるのは、本気で愛しているからだと、
私はそう感じて観ていました。
不思議なほど、クマのtedの表情が豊か。
笑顔も、怒りも、困惑も寂しさも、ぬいぐるみとは思えないほどちゃんと感情が伝わってくる。
それは、眉毛の角度とか口の動き、手足など体全体での表現力からくるものなのだと思います。
感情がとてもよく伝わるのが、また観ているこちらがスクリーンにのめり込む事の出来る理由かもしれません。
大好きなクマのぬいぐるみが動いたら、しゃべったら、と、
子供の頃に妄想していた姿が、実際の映像になってくれた。
そんな感覚を抱くのは、私だけではないのではないだろうか。
あの動きは、監督自らが演技しているものをコンピューターで創り出しているらしいですが、
監督自身の中のクマのぬいぐるみの妄想像そのものが演技されて映像となっているのだな、と
なんだか納得してしまいました。
しゃべる事もする事もとにかく、おっさんだしシモネタだらけだけど、
表情や体の動きなどの表現力に関しては本当に、
可愛らしくてどうにも憎めない、
素晴らしくキュートなクマのぬいぐるみを立派に演じてくれていると思うのです。
また、物語の中にはしっかりとした抑揚があり、
とても単純ながらも
アクション的なシーン、ちょっとしたカーチェイス、などなど
アドベンチャラスな見所があり、
エンターテイメント映画作品としての面白さを持っています。
簡単なストーリーを紹介しますと…
8歳の少年ジョンのもとに、
クマのぬいぐるみがサンタからの贈り物として届いた。
しゃべってくれたらいいのにな、と願った彼の祈りは叶えられ、
本当にしゃべり出し動き始めたクマのぬいぐるみ、ted。
仲良くなり、いじめられっこでひとりぼっちだったジョンとtedは大の親友になり、
共に成長して大人になっていった。
ジョンは35歳。tedもすっかりおっさんになった。
彼女がいるが、彼女といちゃつこうにも、部屋にはいつもtedがいる。
大人になり切れないジョンの事を彼女はtedの存在のせいだと思い、
ジョンはついにtedに別れを告げ、
真の独立心を持つことを決意した。
tedは独り立ちする為に働いて家賃を稼ごうと、
スーパーマーケットで働き出す。
一人暮らしを始めたtedだったが、
ある日、tedの昔からの大ファンであるという変態パパラッチ男に拉致されてしまう…
tedから離れられず大人になりきれない、
情けな~い主人公ジョンではあるけれど、
実際に離れられなかったのはそれ以上にtedの方だったのかもしれない。
何かつまらない事を報告にいちいちジョンに電話をしてみたり
子供の頃からお互いに好きだった話題を引っ張り出してきては呼び出したり。
だけどそれは、大人になっても少なからず心のどこかに持ち続けている
少年のままの心。
そんなものは多かれ少なかれ誰しもが
持ち合わせている心の一部なのではないだろうか。
とにかく、この映画を観て、あんなに泣いていたのは
世界中で私一人かもしれません。
それほど、私は泣きました。
バカみたいに。
ここからオチネタの記述があります。
変態パパラッチにtedは拉致され、
監禁されて逃げ出し、
その変態パパラッチに追いかけられたtedは、
野球場の鉄塔に登っていきました。
下から追いかけてきた変態に足を引っ張られたtedは、
怪我をしたお腹からどんどん破れていき、
しまいにはついに、真っ二つにちぎられた姿で
地面に落ちてしまった。
私はこのシーンから、もう涙が止まらなくなり、
悲しくて悲しくて、大号泣しました。
バラバラになったtedを急いで家に連れ帰り、
大手術をした主人公とその恋人。
粉々になった綿をお腹にぎゅうぎゅう詰め込み、
慣れない手つきでギザギザに無理やり
縫い付けていく。
お腹の傷からは中の綿がハミ出し、
tedはついには帰らぬ姿となり、
人の死体さながらに白い布をかけられて
二人はtedの死を心から悲しみ悼みました。
映像も本当に迫真に迫っていて
観ていてその世界にリアリティを感じてしまう。
たかがぬいぐるみ、ではない、
あくまでも彼らは命ある者同士であり
間違いなくそこには愛や友情が溢れている。
すでに、お腹のキズが大きくなり、
ビリ、ビリっと音を立てて傷が広がっていく時点で
私は心の中で、やめてやめて~(>人<;)と叫んでいた。
まあ、私があんなに泣いたというのは、
tedが真っ二つにちぎれて、お腹の中の綿を空中に撒き散らしながら地面に叩きつけられていく姿を観たときに、
昔の事を思い出してしまったから、というわけです。
子供の頃、クンクンと名付けたクマのぬいぐるみを持っていた私は
姉にいつもそのクンクンを奪われ
投げたり引っ張ったり叩いたりしてイジメられていた。
クンクンはボロボロになり
何度となく手術を重ね
最後には、もう手術をしても手に負えないという姿になり
母親に、終わりだね、と言われて
クンクンと永遠の別れをした。
tedの大脱走劇から死闘の逃亡、
変態パパラッチとの攻防。
パパラッチにtedは足を引っ張られ
お腹についたキズがどんどん大きくなり、
半分にちぎれて地面に叩きつけられた、その悲しいバラバラになったtedの体は
間違いなく私に、子供の頃のクンクン殺害事件を思い起こさせ
大好きだったクンクンとの出来事と重なってしまった。
それで、涙が止まらなくなってしまった、というわけです。
それだけ、そのシーンは
単なるテディベアというぬいぐるみとしてではなく、
激しいバトルを迫真に迫った演技、映像で
観ている観客の心を上手く掴む事に成功している、という事なのだと思うのです。
だから私は、これはちょっとしたファンタジーではなく、
列記とした映画作品として成功しているのだと思います。
最後には、tedの存在を疎んでいた主人公の彼女が、
tedの大復活を流れ星にお祈りして
全てが究極のハッピーエンディングを迎える、という
なんともアメリカ映画らしい結末が待っていた。
キズの縫い目さえ無くなり、
まっさらに治ってしまった姿には、私は若干の興醒めをしたけれど、
それでもハッピーエンディングは
人の心をハッピーにする力があって
私も実際に、大変ハッピーな気分になり、映画館を出ることが出来ました。
お腹のキズは、縫い目があったままの方が
ストーリーとしても彼らのこれから築いていく歴史のためにも
よかったのではないかな、と、
私は今でも思っています。
子供と一緒に見ることは出来ないでしょう。
たしかに、tedの動く姿は、本当に愛らしく、
大抵の大人でも抱きしめたくなるようなチャーミングな姿に映ります。
しかし、あくまでもこれは、
大人が観る映画である。
ネタが、下ですし、ted達は悪い事ばかりしています。
だから、どんなハッピーエンディングが待ち受けていようとも、
幼い子供たちには見せてはいけません。
これはtedだから許されてしまうこと。
憎めないんだよね。