前回は『ヘタ殺し』についてちょっとだけ触れました。今日はもう少し突っ込みます。


そのまえに、麻雀とはどういう人が勝つのでしょう?

それは、まちがいなく


ツイた人


です。どんな達人でもツイている相手には勝てません。

もし、技量が全く同じであれば一番良い配牌と一番いツモを得た人が勝ちます。


でも・・・

現実には最初調子悪かったのに、最後は勝ったとか、逆に最初ツイていたのに最後は負けてしまった

ということになります。そのワケは・・・


ヘボがミスしてツキを手放した


からです。ミスというのは手順のミス、牌選択のミス、鳴く鳴かないや攻める降りるなどの判断ミスなどいろいろあります。

それらを全て含めてミスといいます。ヘボはこのミスがとても多いのです。

現実的にはミスを0にすることはできませんから(それができたら桜井章一や傀になれます)

要は10個ミスすれば5個しかミスしない人には勝てないということになるのです。

ツキを否定する人もミスについては否定しません。


ミスというのは厄介です。自分がミスしなくても、相手がミスしなければやはりツキによって

左右されます。ですから相手がツイている場合にはいかにミスを誘うかも大事になってきます。

相手がヘボならばこれに簡単に引っかかるので、楽なのですが上級者となるとなかなかミスしてくれません。


相手が上級者で、しかもツイている。自分の調子はイマイチ。

そんな時はどうするか・・・






帰る




これにつきます。ハンゲームみたいに、半荘ごとにメンバーが入れ替わり、しかもヘボばかりだったら、長くやれば勝てますが、雀荘の場合なかなかメンバーが入れ替わらないことがあります。その中に入って、ツイている上級者がいたら結構厳しいです。しかも一人ヘボが入って、その上級者が更に突き抜けてしまったら、いわゆる


場が出来上がる


状態になって、2着狙いが精一杯になります。そうなったらお手上げですのでその前に帰るのが負けない方法になります。逆に自分がついている場合なら、「朝までコース」で抜けるだけ抜きましょう。

なお、終電近くになると、買える人と朝までコースの人が分かれてきます。終電が終わってから抜けると、

3人あまりでメンバーが入ることになり、店にも迷惑になることがありますので、決断は終電前にします。


場がで出来上がると、本当にどうしようもありません。自分が上がりたい役で簡単にあがることができます。その快感といったら・・・


もし、朝までコースになったら、今度はヘボを帰さない工夫も必要です。終電間際にボコボコにしちゃったら

終電で帰るといわれてしまいますので、終電近くなったらちょっと勝たせてあげる。

朝までコースに引き入れることに成功したら美味しく頂きます。


で、始発が近くなったらまた少し勝たせて、今までの負け分を少し薄めてあげる。


いざ終了となったら

「今日はツイていませんでしたね。でも最後盛り返されましたから、今度やったら私もヤバイです。

リベンジされちゃいますね。」

なんてお世辞の一言もいっておけば、ありがたいことに本当に“リベンジ”しようとしてくれちゃいます。


そうしたら・・・


そう同じことが繰り返せるというわけです。

このようなお得意さんを何人か作っておけば、雀荘ライフはとても幸せです。