先週、娘達の学年末に行われる

パフォーマンス(演劇と歌)を

参観してきました。

 

そこでふと、

ある事に気がついたのです。

 

そのあること?とは、

 

知り合いのママさん2人のうち

一人は新生児を乗せて

ベビーカーを押していて、

もう一人は妊娠後期の大きなお腹。

 

と言うのも我が家は、

スクールバスで通学しているので

この一年、

ほとんど学校の様子(お友達やママ達の近況)を

私は知らないのです。

 

お迎えに行っていた頃は、

ママ友との立ち話や

学校の様子が毎日見られたのですが、

今は用事がない限りに

学校には行きません。

 

 

そんな訳で、

先日久々に見かけたママさん達に

4人目の子供が出来ていた事に

少し驚きました。

 

兄弟、姉妹の歳の差が

10歳以上離れていても

4人5人と普通に子供を

迎え入れるのも

やはりイスラム教の繁栄文化を

表しています。

 

イスラム教徒の家庭は

子沢山の家が本当に多いです。

 

もちろん一人っ子の家庭もあると思いますが、

総じて私の周りでは

子供は3人か4人のパターンがほとんど。

 

これがイスラム圏のリアルかと

思うと同時に、

年々出生率が下がっている

先進国を見ていると

もはや経済発展してきた国ほど

恋愛や結婚、

もっと言うと「家庭を持つ意味」にすら

あまり関心がないのでは?と

感じてしまうのです。

 

これがイスラム教や途上国になると

家庭を持ち、

子供が2人3人いる様な状況は

ごく当たり前の事で、

さらに、

彼らは血縁関係をとても大切にするので

世界中でこの現象が広まったら

あっという間に

イスラム教徒が大多数の世界が

予想されるわけです。

 

移民はだめ!移民を安易に

受け入れてはいけない!

 

確かに一般的な常識で考えれば

自分の住む国や地域に

常識を共有できない外国人が

大量に入ってきたら

必ず混乱が生じます。

 

ですが、

そうも言っていられない現実が

ある事も(深刻な少子化問題)

常に理解しておく必要があると

私は思っています。

 

怒りや差別の思想を持ち

思考停止してしまうよりも、

今後避けようのない

移民との共存について

個人がどれだけ知識を持ち

柔軟に意見を交わしていけるか?

 

かなりきわどい局面に

差し掛かっているのは

紛れもない事実として

受け入れるしかありません。

 

 

先にもお伝えしたとおり、

繁栄が盛んな国は

どんなに社会システムが

発展した豊かな国でも、

民族の結束力や

血縁を重んじる文化の強さには

到底敵いません。

 

社会システムや政治がどんなに良くても

そこに暮らす人が

子孫繁栄に価値を覚えず

家族と言う社会に背を向けてしまうと

一気に国が劣化して衰えていく。

 

久々に会った4人目妊娠中のママと

12歳の長女と2人の兄弟、

そして新生児を抱き抱える

逞しいママを見ていて

どこか嬉しいようで、

そこ知れぬ恐怖のような感覚を

同時に覚えました。

 

 

少子高齢化に嘆き

移民問題で右往左往している国とは

対照的に、

子供をどんどん増やして

イスラム教徒の人口を世界中に

じわじわと確実に増やしていく。

 

世界の人口分布がイスラム教徒か

それ以外か?

そんな日がいつか来るのかも?と

今日も40度を超える暑い

バーレーンで今後の未来について

複雑な思いを巡らせています。

 

 

 

 

グレイス