3年前父の死去に伴い

支払い関連や母の遺族年金の申請など

色々な書類に触れる機会がありました。

 

これから何があっても

頼れる父がいないわけですから、

生活費に関する明細は

 

「どうせ自動引き落としだから」

ではなくて、

 

「一旦よく目を通してね」と、

 

母に伝えた記憶があります。

 

 

 

そんな中、

電気料金の明細表に

「再エネ賦課金」という項目が。

 

母にこれって何?と尋ねると

案の定母は答えられず、

早速自分で調べてみました。

 

 

 

再エネ賦課金とは…

 

”2012年から始まった実質的な税金”

 

太陽光、風力、水力、地熱、

バイオマスなどの

再生可能エネルギーを、

電力会社などが買い取る際に発生する

費用(送電線に繋いだり)を

まかなうための賦課金(ふかきん)。

 

料金は全国一律、

電気を使う全ての人が対象になり

電気利用量に比例して徴収されるもの。

 

 

画像引用-東京電力より

 

上の図で示す通り

電力会社から支払われる

売電収入(オレンジの矢印)は、

国民全員から毎月徴収している

再エネ賦課金が元になっています。

 

心地良い形で生活や未来に循環する

税金ならば、

その「義務」を果たそうと思いますが、

 

この何とも言えない

損した感?モヤっと感?

 

感じているのは私だけでしょうか。

 

画像引用-朝8ニュースより

 

 

 

さらに最近では、

世界自然遺産に登録されている

北海道の知床岬に、

明らかに不適合と思われる

巨大な太陽光パネルを設置する計画が

打ち出されましたが、

 

一度壊したら戻らない自然を

再エネ事業のために

破壊して良い訳がありません。

 

一方で、電力供給が不安定な

再エネ発電を支えている

火力発電に対しては、

メガバンクも揃って

今後は融資を行わない旨を

発表しているようです。

 

自然を破壊して

未来を切り拓く。

 

一体どうなってしまうのでしょうか。

 

 

 

 

「生活費の支払いなんて

どうせ自動引き落としだし」と

 

全く電気料金の明細には

見向きもしなかった母ですが、

 

さすがに今となっては

理不尽なかたちで徴収されている

税金の正体を知り、

少しは目が覚めたようです。

 

 

エコロジーと言いながらも

思いきり利権まみれな

再エネ関連のあれこれ。

 

電気料金の明細にある

「再エネ賦課金」の文字を眺めながら

みなさまは今後の未来について

どう感じられますでしょうか?

 

私は何十年も日本を離れて

海外におりますが、

 

やはり日本の文化や自然は

どの国よりも美しいと感じます。

 

国籍、宗教、性別を問わず

そこに佇む人の心に

そっと美意識を芽生えさせる

文化の高さに、

「私は日本人でよかったな」と

帰国の度に感じています。

 

みなさまも

疑問に思うことや

守りたい文化は

どんな形でも

声に出していきましょう。

 

グレイス