日本に里帰りすると

決まって滞在初日から

美容室に予約を入れるのですが、

 

皆様もご存知の通り、

どの美容室に行っても

最近はタブレットで

色々な雑誌が読み放題です。

 

久々の東京ということもあり、

最近はどんなトピックスが

女性誌の話題にあがっているのかな?と

無作為にタブレットでリサーチをするのでが、

なぜかどの雑誌を見てみても

 

”不思議な違和感”を感じてしまうのです。

 

「私は海外生活が長いから

すっかり自分の感覚が

おかしくなっているのだろう」

 

そう思っていたのですが、

改めてその違和感について
自分なりに分析をしてみたら、

あることに気がついたのです。

 

それは、

女性誌のほとんどが

リベラルな内容だということ。

 

表紙を見るだけでも、

 

-女性の経済的自立

-多様性

-グローバリズム

-SDGs

など

 

ファッション誌に関して言えば

とにかく物欲を必要以上に掻き立てる

キャッチコピーのオンパレードで、

 

雑誌を見るほどに

自分の不足感や劣等感が強くなり

その反動で新しい服や

コスメが益々欲しくなる。

そしてコラムを読むほどに

しつこく女性の社会的自立や権利、

自由を訴えかけてくる。

 

もう憂鬱まっしぐらです。

 

 

 

さて、このような媒体から

人は幸せのきっかけを

本当に掴めるのでしょうか?

 

 

私が日本に帰国する度に感じていた

女性誌に対する違和感を

ここで一旦まとめると。

 

 

リベラル(自由主義、古い物や考えを必要以上に排除し

新しさだけに偏向した思考や行動)なキャッチコピーや

論調に惑わされず、

自分の幸せについて考えを持てるということは

劣等感を持ちながら

何かに抗い続ける人生を送るよりも

遥かに価値のある気付きではなかろうか?

という事と、

 

人は自分の短所を自分自身で認めて

そこに決して執着せず、

短所を長所で補おうとしない。

 

そんな在り方こそが結果的に

人が自然に感じる幸福感に

繋がっていくのではないか?と。

 

これが私の女性誌に対する

違和感についての見解です。

 

 

 

たかが女性誌とは言え

やはり毎年日本に帰ると感じる

この女性誌(女性向けメディア)のリベラル感。

実は年々その傾向が

強くなっている気がします。

 

 

教養を鍛えながら

自分自身の意識にも常日頃から

注意を払ってみると、

世の中の変化や

”何かが理不尽でおかしい事”にも

敏感に気付ける場面が増えてきます。

 

特にメディアリテラシーにおいては、

消費ばかりを推してくる

雑誌ではなくて、

古典的な文学や文字媒体の方が

大人の知識のブラッシュアップには

リアルに役立つと、

改めて感じさせられました。

 

 

 

グレイス

 

 

 

 

 

次回の美容室時間には

この本を持参しよと思います。