76歳の母のことですが、

コレステロールの数値を下げるために

この10年飲み続けていた薬を

去年末から断薬しています。

 

 

きっかけは腹部エコーと

肝臓のCT検査を行った結果、

肝臓自体には

何も問題が見つからなかったからです。

(結局数値が高いのは年齢と

体質とのことです)

 

 

この話を母から聞かされて、

私はこう返答したんです。

 

「そもそも肝臓って解毒をする臓器だから

今飲んでいる薬が逆に肝臓に

負担なんじゃないの?」

 

なんて会話を長々としたのですが、

母親世代はなぜか

医者から出された薬は

 

「何の疑いもなくとにかく

飲み続けないといけない」

 

そう思い込んでいるようで、

”本来の健康とは?”について

話を理解してもらうのに

結構苦労しました…

 

全身の健康状態が良く

足腰も丈夫で体力もあるなら、

これを機にその無駄なコレステロールの

薬を止めて、

食事改善と運動習慣にシフトしたら?と

 

海外から遠隔で母とチャットや

ビデオをしながら

私の持つ食事の知識を全て母に

レクチャーしてみたんです。

 

そうしたらなんと驚くことに

薬を止めてから3ヶ月後の血液検査で、

今まで高かった肝臓の数値が正常値に!

 

これには本当に驚きました…

何十年も薬で下がらなかった肝臓の数値が

たった3ヶ月で良くなったんですよ。

もちろん薬のアシストなしで

 

 

そして母が断薬と同時に始めた事と言えば

たった2つのことだけ。

それは、

 

食事改善と運動量のアップ↑

 

しかもそんなに難しい事は

何一つしていなくて

自分で続けられる範囲で、

日常生活の動線上に

ちょっとした工夫を加えただけなんです。

 

例えば、

血糖値の乱高下を繰り返さないように

食事は野菜→タンパク質(特に魚)→炭水化物の順番で、

そして冷蔵庫に常備していた、

ヤクルト、果糖ぶどう糖液糖入りの

調味料、レトルト、スイーツ類を

全部捨てさせてその代わりに新しく、

自分で漬ける発酵ぬか床を買ってきてもらい

調理には砂糖を使わずにみりんで

対応すると言った改善方法を

地道に毎日続けています。

 

 

母は膵臓に嚢胞もあるため

洋菓子、和菓子どちらも

基本的には自分では買わず、

人からの差し入れも

「果物にしてねと」と

周りの家族や知り合いにも

協力してもらっている状態です。

 

スイーツがダメなら焼き芋は!?

と母はよく言っていましたが、

焼き芋も糖度やカロリーに注意が必要で、

食べるなら自分で紅あずまを買って

スチーマーで蒸した方が⭕️

スーパーにあるねっとり系の焼き芋は

かなり糖度が高い品種です。

 

 

 

ちなみに我が家の父は膵臓がんでしたから

やはり家風(生活スタイル)は

どこかの世代で誰かが改善しない限り

色々な形で病となって

後世に引き継がれてしまいますね。

 

虫歯を始め罹りやすい病気も

家系と言うよりは

私は家風だと思っています。

 

母は元々和食好きなのに、

揚げ物や洋菓子好きだった父に

付き合う形の食生活を

何十年も送ってきたわけですが、

 

母の膵臓がこれ以上悪くならないように

と願いつつ、

遠い中東に暮らしていても

母にこうして遠隔で食生活の知識を

共有してあげられる

テクノロジーの時代に感謝しなければ。

 

人の体は薬でどうにかなるほど

実は簡単にはできていません。

毎日の食事を丁寧に正しく

そしてそれを地道に一生繰り返す。

 

ただそれだけで、

マイナスだった体調が

ちょうど真ん中辺りまで

戻ってくるようなイメージです。

 

 

日本人のDNAならば

下手に洋風食材を活用するよりも

不要な油を使わなくてすむ

和食をメインにすれば、

心身ともに必ず中庸に帰ってくるはずです。

 

 

 

 

さて今年の夏も東京の里帰りが楽しみです。

丁寧に時間をかけてお出汁を引いて、

普段口にできない尾頭付きの小魚の風味を

子供達とありがたく味わいたいと

思っています。

 

グレイス