フランスボルドー、

シャトー・スミス・オー・ラフィット。

貴重な高級ワインを

自社の樽を使い製作している

数少ない一流シャトーの一つ。

 

 

ペトリュス、マルゴ、

オー・ブリオンなど

名だたる高級ワインを手がける

シャトーもやはりボルドーです。

 

 

私は数年前にアルコールを

卒業してしまったので、

もうフランスのワインを飲む機会は

基本的にないのですが、

 

ここでのワイナリー見学と

試飲会に参加できたことは

非常に価値のある体験でした。

 

 

 

実は結婚式もこのシャトーの近くで

挙げましたので、

ボルドーには特別な思い入れがあります。

 

たかがワインされどワイン。

 

30億年以上も前の地層から、

歴史と言う名の栄養と水分を求めて

およそ6メートルもの深さまで

ぶどうは根を伸ばすそうです。

 

人もぶどうも

目には映らない部分にこそ

本当の価値があるのですね。

 

一流が一流である理由には

土壌、土の栄養、気候、技術など、

作品(ワイン)が形になるまで

全ての作業に関わる人間が

すでに一流の集団という訳ですが、

 

このように

高級品に高い値段がつく理由は

商品に適正の付加価値が

上乗せされているからなんですね。

 

 

 

ラッキーなことに友人に招待して頂き

シャトーに隣接する5つ星ホテル、

CAUDALIEホテルにも宿泊いたしました。

 

CAUDALIEは、

スキンケアブランドとしても有名で

海外のファーマシーなどではよく見かける

ぶどう畑生まれの自然派スキンケアです。

 

ホテル入り口

 

18世紀の面影を残す

歴史の香りが漂うホテルの外観。

 

 

夕食を頂いた建物

 

アメニティなども

CAUDALIEを使っています。

 

 

今時のモダンなホテルと比べると

とてもシンプルに見えるのですが、

歴史と格式の高さが

余計な物を加えない価値を

教えてくれました。

 

 

朝食はやはりパンづくしですね。

 

 

数年前、

私達がまだフランスに住んでいた頃の

ボルドーでの思い出の一部。

こうして写真を改めて見返してみると

ヨーロッパはやはり自然との調和が取れた

美しい国が多いです。

 

個人的にはフランスならば

パリよりも断然魅力に溢れているのは

地方都市や田舎街

(美しい村に指定された地域)だと思います。

 

中東の発展途上における

輝きやタフさとは対局に、

成熟したフランスの歴史や美しい佇まいに

圧倒的な貫禄と”静寂の美”の意味を

深く学ばせてもらったような、

そんな余韻がいまだに心に残っています。

 

グレイス