今年もラマダンがやってきます!

ラマダンとはイスラム教徒の五行の一つ

断食(サウム)を1ヶ月間、

夜明けから日没まで(約16時間)行うこと。

 

ラマダン中は、

性行為、薬の服用、喫煙など

あらゆる欲求を抑える期間でもあります。

 

この五行には断食の他に、

信迎告白・礼拝・喜捨・巡礼の

五つの具体的な行いがあります。

 

私のママ友もイエメン人なので

もれなくラマダン中は

ファスティングを行いますが

私はイスラム教徒ではないので

自宅では普段通りの食生活になります。

 

そしてラマダンの間は

スーパーマーケットや

ファーマシーなどを除き

飲食店、エンタメ関連は

もちろん日没まで閉まっています。

 

そんな理由から、

日中は街の中やショッピングモールは

本当に静かで、

観光地のドバイですら

このルールは統一されているので

宿泊先のホテル以外では

日中の飲食を外で楽しむことが

原則できません。

 

ただし学校や仕事の就業時間が

この1ヶ月間は短縮されるため

どのイスラム教徒も真っ直ぐ自宅に戻り、

自宅で静かに聖なる時を

過ごしているのではないでしょうか。

 

これは余談ですが、

イスラム教徒の国に比較的

がん患者が少ないのは、

この断食の習慣があって

日常的にアルコールが

禁止されているからではないか?

そんな記事を見たことがあります。

 

そう言えば女性同士で

お酒を飲みに行ったり、

アルコールが出る女子会なども

宗教的に禁止されているので

必然的に外食や夜更かしの習慣がなく

比較的健康に過ごせている。

そんなメリットも

実際あるのかもしれませんね。

 

水タバコのシーシャは吸っても

イスラムの女性がパブリックな場所で

タバコを吸っている姿を

見かけたことがないので、

(宗教的に男性ぽさが

漂う仕草を控える傾向がある)

イスラム圏における

女性の喫煙率もかなり低いそうです。

 

それと体に良いスパイスを中東料理には

たくさん使いますし、

デーツなども栄養価が高い食材です。

 

 

 

さらに、

男女の交際(性行為も)は結婚するまでは

原則的に禁じられているので

アンラッキーな性感染症や

不幸な妊娠なども、

宗教的な側面で言うとほぼないと言う

結果になりますね。

 

はたから見ると

イスラム教って怖そうとか、

女性に自由がなさそう。

そう私自身も思っていたのですが

実際、多くのイスラム教徒の女性は

特にUAEや湾岸諸国のビジネスが

盛んな国では、

女性達は守られた中で

大胆に「自由」を楽しんでいます。

 

 

さて私達家族は今年で9回目のラマダン。

 

私達も普段、

何気なく抱きがちな欲をなるべく抑えて、

体の細胞から

すっきり綺麗になれたらいいなと

イスラム教の国にいるメリットを

十分に味わいたいと思っています。

 

 

数年前に家族で訪れたアブダビのグランドモスク

青空とのコントラストが美しい

 

総スワロフスキーのシャンデリアは圧巻

 

 

 

グレイス