DVDを観ました。


「ナイブズ・アウト」

名探偵と刃の館の秘密

2020年 米


新しいシリーズが出るようなのです。

3作目まで続いているなら、面白いのでは?




【主な登場人物】


推理小説家ハーラン・スロンビー(死亡)


私立探偵ブノワ・ブラン


看護師マルタ・カブレラ


スロンビー一族

長女 長女の夫 長女夫婦の息子

長男(故人) 長男の妻 長男夫婦の娘

次男 次男の妻 次男夫婦の息子


家政婦フラン



【あらすじ】


莫大な富を持つ推理小説家ハーランの誕生パーティーの翌朝、ハーランが喉を切られて死んでいるのを発見される。


警察はハーランの死因を自殺とみるが、匿名の誰かが、私立探偵ブノワ・ブランを雇い捜査はやり直しに。


容疑者は、家族全員とハーランが雇っている看護師マルタ。


看護師のマルタはウソをつくと必ず吐いてしまうという体質。

ウソをつけないため、亡くなったハーランも彼女を信用していたのだと思われる。


そして捜査の続く中、マルタに全財産を与えるというハーランの遺書が明らかにされる。


スロンビー一族はマルタに相続放棄するよう説得しようとする。




【感想】


華麗なる一族の遺産を巡る争いです。

あと、勘違いからの死?

古い大きなお屋敷で、繰り広げられる登場人物と名探偵のやりとりが、古き良き推理小説の世界を再現しているようでした。


まず、その日に何が起きたかを出してきます。「刑事コロンボ」方式?ですかね。

それを私立探偵ブノワ・ブランが、暴いていく、誘導していく?そんな流れです。


登場人物は多いですが、ちゃんと性格分けしてあるので覚えやすいです。


結局、犯人と犯人に仕立てられた人、死因だと思っていたものが、実は違った…など上手く構成されているな、と思いました。


探偵ものは好きだし、古いお屋敷の雰囲気もおどろおどろしくて良いです。

色の使い方も綺麗。


副題が「名探偵と刃の館の秘密」というのは、推理小説家ハーラン・スロンビーが集めていた骨董品の数々の中にナイフが大量にあることと、最後そのナイフのうちの1本で…ドキっとするシーンもあったからですかね?

うーん…いまいち、ナイフ関係ない?

あ、ハーランはナイフで自殺します。

ナイフで始まってナイフで終わってるのか??


推理小説家は、自分が死ぬストーリーも自分で考え、アリバイ工作にも抜かりがなく、ハーランの長女が「まだお父さんの小説の中にいるみたい…」とつぶやいたのが、印象に残りました。←序盤だけど。


看護師のマルタはウソをつくと必ず吐いてしまうことがストーリーのポイントだと思うのですが、ちょっと微妙??

あちこち吐くんですけど、もうそれが気になって…絶対臭いよね…。。


マルタのスマホはひび割れてました。

それがまたなんだかリアル。