読みました。1964年、東京オリンピックが開催された年、長崎の老舗料亭「花丸」より、この物語ははじまります。立花組という任侠一門に生まれた立花喜久雄が、芸を極め、国宝にまでなっていくのです。その陰には、愛と裏切り、複雑な人間模様があったのですね。
歌舞伎の世界では、みんなで舞台を作っていくというのではなく、すでに芸を極めた役者が完成品を持って出演するという仕組みになっているのですね。そのためには、幼い頃からのお稽古が欠かせません。歌舞伎は家族が一丸となって芸を守り伝えていくという厳しい使命があるのですね。そういう歌舞伎の裏側なども教えていただけます。
また、歌舞伎の演目や舞踊「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」『隅田川』「二人道成寺」『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』『信州川中島合戦「輝虎配膳」』『仮名手本忠臣蔵』『加賀見山旧錦絵』等々
舞踊やお芝居のストーリー、演技など、描写がすごかったですよ。
映画では、主人公喜久雄の父は組の抗争での死となっていますが、実際は衝撃の裏切りがあったのです💦
本では、また映画とは違う人間模様がありましたよ。
