読みました。三中とは、沖縄北部名護湾近くの沖縄県立第三中学のことです。

自然豊かで自然とともに暮らす名護の人々。
三中は、地域の子どもたちの憧れの中学です。けれど、1944年、三中に入学した東江平之(あがりえ なりゆき)は、こんなはずではなかったと落胆します。谷口配属将校による厳しい軍需教練や、お国のため、勤労動員に駆り出され、勉強どころではなかったからです。父の東江盛長(せいちょう)は1904年アメリカに出稼ぎにいき、20年暮らし沖縄に戻ってきました。現在、兄二人もアメリカで暮らしています。でも、アメリカとの戦争がはじまり、兄たちからの送り物を隠す日々がはじまります。
1945年、パラオに両親を残し、兄とともに、祖父母と名護で暮らしている大城幸夫は、中学2年。遂に、中学生も軍事訓練を受けることに。「本当に戦争になるのでは?」と危惧しています。中学生、一人一人の思いとは、うらはらに否応なく戦争に巻き込まれ悲惨な体験をしなくてはならなかったことに胸が痛みました。
あらためて、慰霊の想いを抱きました。