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子連れのヘラジカを撮影していた男性、襲われて死亡「父は危険を承知だった」と息子(米)



米アラスカ州で今月19日、ヘラジカの親子を撮影していた野生動物写真家の70歳男性が、ヘラジカに襲われて死亡した。男性を攻撃したヘラジカは生まれたばかりの子どもを連れており、子どもを守るために取った行動とみられている。亡くなった男性の息子は、「父は危険を承知で撮影していましたし、この結果を受け入れたと思います」とコメントし、襲ったヘラジカを安楽死させるべきではないと訴えているという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。


野生動物写真家のデール・コーマンさん(Dale Chorman、70)は今月19日、米アラスカ州ホーマー市にある自身の敷地内で、野生のヘラジカが双子を出産する様子を撮影していた。素晴らしい瞬間を写真に収めることができたデールさんは、一旦その場を離れて友人を誘い、もう一度写真を撮るためにヘラジカの親子を探し始めた。


そしてデールさんたちは、木々に囲まれた森の中でヘラジカの親子を発見した。できるだけ近くで撮影しようと、生まれたばかりの双子のヘラジカにゆっくり近づいたところ、母ヘラジカが茂みから突然飛び出してきた。


2人は走って逃げ出したが、先を走っていた友人が振り返ると、デールさんはヘラジカの下で倒れていたという。デールさんはヘラジカに追いつかれ、蹴られてしまったようだった。


友人はすぐに警察へ通報し、救急車を要請した。通報を受けてアラスカ州警察が現場に到着した時、すでにヘラジカはどこかに去っていた。救急隊もすぐに駆けつけたが、デールさんはその場で死亡が確認された。


デールさんの息子であるネイサン・スペンス=コーマンさん(Nathan Spence-Chorman)によると、デールさんは大工や建築の仕事もしていたが、クマのガイドを行うなど自然や野生動物に造詣が深い人だったそうで、このように明かしている。


「父は野生動物に対する経験が豊富ですので、その危険性を甘く見ていたということはありません。危険を承知で良い写真を撮りに行き、危険な瞬間に巻き込まれたのです。」


「いくら危険なことであろうと、いつもと同じことをしていてある日突然、自分の家の敷地内で命を落とすことになるなんて誰も思いませんよ。それでも父は、この結果を受け入れたと思います。」



野生動物が人間を襲った場合には、安楽死させられる可能性もあるが、このことについてネイサンさんは「母ヘラジカは子どもを守っただけですので、死ぬ必要はありません」と殺すべきではないと訴えている。


アラスカ州漁業狩猟局によると、同州には17万5千頭から20万頭のヘラジカが生息しており、5月中旬から6月中旬は出産シーズンであるという。一般的にヘラジカは攻撃的な動物ではないが、その子どもに近づくなどして刺激してしまうと、ヘラジカが興奮状態になる可能性があるため、一定の距離を保つことが勧められている。



https://news.livedoor.com/article/detail/26480240/


子育て中の野生動物は危険です!