オフィスのレイアウトを進める上で頭が痛いのが空調設備(エアコン)
の位置だと思います。
平面上で丁度良い位置に間仕切計画をしていても天井にエアコンがあって
泣く泣く間仕切の位置をずらすハメになる事も有ります。
そこで今回はいままでのエアコン概念を打ち破る床空調システムを見てみたいと思います。

どうでしょう?
押してもダメなら引いてみな的な考え方で、天井からでは無くOAフロアーの
スペースを利用した床からのエアコンシステムを開発した模様です。

この床エアコンのメリットとして、床全体で空調制御ができるので、
間仕切を立てるラインの制約がほぼ無くなる所に有ります。
その他、次の様な特長も....
省エネ
従来型空調に対して空調消費エネルギーを10~15%程度削減可能。
居住域のみ有効的な空調を実現。
冷房時、吹出温度を一般空調より高めに設定できます。
快適性
居住空間に温度差の少ない、快適な環境を提供します。
空調時の気流を感じさせません。
従来型空調のように、においや汚れた空気をかき混ぜず、ピストン気流による押し
上げ排気でクリーンさを保つ。
自由な意匠設計
天井の空調吹出口や天井裏のダクトが不要です。
天井の仕上げボードやダクトをなくした意匠設計が実現。天井や照明のデザインを
自由に選択可能。
市販のタイルカーペットが使用可能。
メンテナンス性
床吹出空調用OAフロアシステムにより、レイアウト変更も容易。
市販のタイルカーペットを特殊加工しているので、万が一トラブルが発生しても取り替えが容易。
空調効率
冷房時、床から吸気して天井へ排気(廃熱)する機構により、OA機器の発熱量の増加による
温度上昇を抑え ることができる。
天井の高い大空間では、居住空間に絞った空調が可能。
暖房時、床から暖房するため、空調効率が向上
数社のメーカーから同様のシステムが販売されている様です。
とはいえ入居テナント側でこの様な設備を導入する事はあまり現実的ではないので
ビル側の設備として床空調システムを備えたビルがこれからドンドン増えて行く事を
期待しましょう。