時計旋盤の改良がやっと出来ました


もう2ヶ月くらい前でしょうか?旋盤で巻真を加工していたところ、ミシンモーターに負荷がかかり過ぎて煙が上がって駄目になってしまいました。

それで、今度は大型のトルクの強いモーターに交換することにしました。

その他にも、スピンドルが固着していたので思い切って小槌で叩いたらやっと抜くことが出来ました。これで全て分解することが出来ました。

以前は鉄の台でしたが、今度は自分で作るので厚い木の無垢材を台にしました。これは30年くらい前にゴミとして捨てられていた物を僕が拾って保管しておいたものです。おそらく神棚の板だったのでしょう。

削った部品が無くならないように、ダイソーでステンレスのトレーを買ってきて置きました。


今は、材料を咥えるコレットチャックがまだ欲しいだけ買えないので、取り敢えず0.5mmから6.5mmまで咥えられるドリルチャックを取り付けています。毎月少しずつコレットチャックを買い足すつもりです。コレットチャックよりドリルチャックは精度が悪いですが、一度咥えてそのまま作業を部品が完成するまで行えば、正確な部品が作れます。コレットチャックは1個1,800円位するので、あと39個欲しいので、全て買うと70,000円以上かかってしまいます。まあ旋盤は金食い虫ですね。もっと良い旋盤だと100万円位アタッチメントが欲しくなります。そうなると、僕は部品製作業者ではないので、完全に趣味の世界になってしまいます。これまでに、時計の工具を買うためにコレクションの時計を随分と売って資金にしましたが、もうそろそろ売り物が無くなって来ました。せいぜい頑張ってもあと10万円位になるかどうかです。どうしても売りたくない時計は死ぬ間際まで売りません。(笑)


今度のモーターはかなり大きいです。


スピードコントロールも付いているので、スライダックは必要ありません。コンセントにプラグを差し込むとスイッチを入れていなくてもパワーランプが緑色に点灯します。オレンジの丸いのがスピードコントロールのつまみです。その下に黒色の電源スイッチがあります。


作業の邪魔にならないように左側にモーターを設置しましたら、なんと逆回転でしたのでベルトをあや掛けにして回転方向を変更しました。

このモーターで2万円以上するのですが、両方向に回転するモーターは3万円以上で予算オーバーなので1方向回転のモーターで我慢しました。

そんなこんなで、やっと思い通りの旋盤になりました。あとは手バイトの製作です。売っている完成品は5,000円以上するので、自分で1,000円位で作るしかありません。取り敢えず10本です。出来上がりましたら、お見せ致します。


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