おはようございます。

朝4時半でございます。

 

早朝から響き渡るアザーンで起きました。

イスラム圏らしくて大変よろしいですが、朝早すぎませんか。




 

もちろん2度寝3度寝を繰り返した後、朝食を。

大変美味しくいただいたのですが、やや体調が優れません。

外はしとしとと雨が降っております。

 

「もう今日はこのまま何もしないで寝てようかな」

とも思ったのですが、


それも何だかもったいないな、ここはイスタンブールだぞ!

長年来たかった街ではないか!

 

と、一念発起し街へ出てみました。

思えばこれが良くなかったのかもしれません。




 

今日は船で旧市街側へ渡ってみました。

随分小ぶりな船ですが、香港のスターフェリーを思い出します。

ただご覧の曇り空、時折雨もぱらついておりまして、

体のだるさも相まってか、気持ちは沈むばかりでした。

 




晴れてさえいれば、気持ちの良い天気なんでしょうが。

 




旧市街側へ渡った後は





ガラタ橋のふもとにて、サバサンドを買って食べてみました。

 

 


海の上の小舟では、小魚を焼いたものをそのまま食べさせたり、3枚におろしたものを油で揚げ、それをパンではさんでサンドウィッチにして売っていたりする。

その匂いにつられてガラタ橋製のフィッシュ・フライ・サンドウィッチをひとつ買ってみる。5リラと安くはないが、久しぶりの素朴な魚料理に心が弾んでくる。

イスタンブールの暇人にまじって、ガラタ橋の欄干にもたれながら魚の唐揚げサンドを食べていると、はるか遠くの国に来たはずなのに、アフガニスタンやイランを経て、また日本に近付いているような気がしてきた。ただ、海があると言うだけで、ミカンを買ったと言うだけで、魚を食べたと言うだけで…

沢木耕太郎著 深夜特急 第5巻より抜粋

 

これを読んだ時から、いつか食べてみたいと思っていたのです。

ちなみにお味の方はといいますと、思いっきりサバです。

ええ、焼いたサバをパンに挟んだ、それをそのまま想像していただければ。





 

そのまま歩いてエジプシャンバザールへとやってきました。





いつものわたくしでしたら、テンション急上昇してニヤニヤしながらうろつくところなんでありますが




 

ここへきて頭痛、それもかなりひどい頭痛に襲われ始めました。

一体どうしたというんでしょう。

そしてまたタイミングの悪いことにここはイスタンブールの中でも有名な観光地です。




 

「シャチョウ!チョットミテッテ!」

「ミルダケタダ!」

「アニキ!コンニチハ!」


いつも思うのですが、ひと目でわたくしを日本人と見抜くその眼力はすごいと思います。

ちなみにあまりに気になったので、以前香港にて同じような客引きに

韓国人、中国人、日本人の見分け方を聞いてみたことがあるのですが、目元を見ればすぐ分かるんだそうです。




 

そんな観光地名物の、普段ならなんてことのない客引きも今日に限っては鬱陶しいことこの上なく。

 




昼食をとったのちは宿に帰り、少し休みました。

なお、昼食のスープを運んでいる最中、派手にこぼしまして、

よりいっそう気分がしぼんでいったことを書き加えておきます。

 

なんか嫌な流れになって来たな。

 

 

つづく