S先生と合同授業を始めました。体育と社会が僕。音楽と理科がS先生、家庭科のときは僕がもう片方のクラスの授業をやることになりました。僕が社会をやるときには、S先生が片方のクラスで理科をやります。体育と音楽は学年合同で行うことになりました。理科と社会科なんですが、僕は社会科専門なんですが、どうしても、理科をやりたかったのです。

僕「準備も大変だし、理科は僕がやりましょうか。」
S先生「いいえ、理科は私にやらせてください。」
僕「水溶液のときとか、準備大変ですよ。」
S先生「いいえ、私がやります。」
S先生は、どうしても僕に理科をやらせたくなかったみたいでした。

合同授業を始めてから、僕のクラスの子ども達は文句ブーブーでした。
子ども達「合同授業ってさ、俺達にいいこと何にもないじゃん。」
「二組は、僕先生に授業持ってもらっていいかもしれないけど。もう、僕先生、合同授業辞めてくれないかな。」
「前みたいにクラスごとにしてよ。あのおばさん、話長すぎ。」
僕「悪いな、決まったことだから、もう変えられないんだよ。ごめん。」
「だけどな、その不満を少しでも、授業態度に出したら、お前たちの負けだぞ。俺たちは、学校で一番のクラスだろ。」
「あとな、お前ら知らないみたいだけど、S先生より、俺の方が年上なんだぞ。」
子ども達「えーーーーーーーー。」

子ども達の不満については、音楽の合同授業を見てわかっていました。合同授業のときは、メインじゃないほうはサブで、子ども達について指導しています。

とにかく、説明が長い。思いつきで話してるのは明らかでした。そのうち、関係ないことを話し始める。
できている子と、できていない子を全く把握していない。我が道を行く指導。
おかげで僕は、ドレミをかけていない子を次々に指導して回りました。まあ、二組で、元お兄ちゃん先生のクラスだった子なんですが。ドレミぐらいはクラスで全員に保障する。これ、普通だと思います。六年生なんですから。できていないなら。前の黒板にドレミ表をはってやればいいんです。
♭、♯のリコーダーの運指ができない子もそのままほおっておきます。こんなの、一つずつ、全員に指導しておけば困ることはありません。うちのクラスの子達は全員できています。できていない子は、何人かなんだから、個人指導で、授業前に指導しておけば、全員にもっと難しい指導ができます。それができないなら、運指表をはってやればいいのです。
何か、できない子に優しくない指導だなーって思っていました。

あと、褒め方が・・・・・下手^^
二部合唱の指導のときのことです。
S先生「そう、それよー。低音部の人達、とても、きれいに音が出てるわ。」
僕が聞いていても、そうは思わないし、子ども達もそう思っていないのに、無理に褒めて、できていない子を動かそうとする。こういう褒め方されると子ども達は・・・・・・・・なんです。何ていうのかな、高音部がだめだから、少しは、ましな低音部を褒めて、高音部を動かそうとする。六年生なんだから、子ども達は、S先生の思惑なんて、みんなわかっています。みんな、あーあってなってしまいます。

これで、都会の荒れた子達を抑えていた。おいおい、妄想かよ・・・・
でも、S先生の得意技、見つけました。というか、この頃から、やたらと見るようになったのですが。

S先生は、放課後、職員室に帰ると、まずは電話をかけることから始めます。
電話は各ブロックに一台ずつあるのですが、それを自分の席に引っ張ってきて、次々に電話をかけていきます。
S先生「もしもし、Hさんですか。今日、H君が、私にうるせー、ばばあって、言ったんです。これって、ひどいと思いませんか。私だって、一生懸命教えてるのに・・・・・・・」
「もしもし、Gさんですが、今日、Gさんは、授業中、手紙を回していたんです。これは授業妨害です。お家でもしっかり指導してください。」
「もしもし、Kさんですか。今日K君は掃除をさぼりまして、・・・・・・・・・」

次々に、メモを見ながら、各家庭に電話していきます。それを見てる僕たちは、聞いているだけで、げんなりしてしまいます。

僕が家庭に電話するときは、怪我をしたとき、怪我をさせたとき・・病気のときだけです。
それ以外は、学校の責任だと思っているので、よほどのことがない限り、連絡をしません。
家庭に連絡するなというわけじゃありませんが、これじゃ問題児にはほぼ毎日連絡することになってしまいます。
それに、こんなことばかりしていたら、子どもとの信頼関係も何もなくなってしまいます。

ただ、このときは、子ども達は、無理にでも、言われたことはやめるようにしていたようです。親に文句を言われるし、めんどくさーって思っていたと思います。

なるほど、これがS先生の得意技か・・・・・・
すごいな・・・・・

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