こんにちは。

封筒本舗 協同印刷の福井です。

今日は尊敬する(目標とする、と言っても既に雲の上の方ですが・・・)経営者のお話しをさせていただきます。

基本、会社って物を作ったり、加工したり、サービスを提供したり、何も無いところから生み出したり、お金を頂ける仕事をして、利益を追究し、儲けを出すことで、従業員の給与・賞与を出せて、税金を払って、人手が足りない位仕事が増えれば従業員を増やし、更なる仕事(注文)があれば、設備を増やし、そうなることで会社を大きくし、より安定させる。

並べ立てても皆さんもご承知だと思います。

しかし、それだけで企業が成長するわけでは無く、現在トップ企業と言われている企業は当たり前以上の努力を惜しまず、周りが考えもしない事を考案し、先見の明を持ち、限りない広い視野、柔軟な思考、確固たる信念、つまり揺るがない経営理念を持っておられると思います。

「企業は人なり」
これも真理で、素晴らしい経営者も一人では何も出来ません。
しかし、素晴らしい経営者の元には素晴らしい従業員が集まって来ます。
カリスマって言えば安直な感じもしますが、人が人について行くってそうなんだろうって思います。

経営の神様 稲盛和夫氏
そこで、本題の尊敬する経営者ですが、誰もがご存知の京セラ創業者である稲盛和夫氏。(2022年8月24日没)
京セラや第二電電をつくり、JALを再建しその功績は素晴らしく、経営の神様だと思います。

その神様に生前「人生で一番大事なものは何?」の質問に対して、

「やっぱり人生で一番大事なものというのは、一つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。どんな逆境であろうと不平不満を言わず、慢心をせず、いま目の前に与えられた仕事、それが些細な仕事であっても、全身全霊を打ち込んで、真剣に一所懸命努力を続けたことです。全生命を懸ける努力、世界中の誰にも負けない努力をしていけば、必ず時間と共に大発展を遂げていくものと信じて疑いません。」

そうおっしゃっていて、さらに、

「人間は常に『自分がよくなりたい』という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです。いくら知性を駆使し、策を弄しても、自分だけよければいいという低次元の思いがベースにあるのなら、神様の助けはおろか、周囲の協力も得られず、様々な障害に遭遇し、挫折してしまうでしょう。『他に善かれかし』と願う邪心のない美しい思いにこそ、周囲はもとより神様も味方し、成功へと導かれるのです。

 私(稲盛和夫氏)はこの2つを特に心掛けて生きてきました。盛和塾のモットーは『心を高める 経営を伸ばす』ですが、私自身がこれからも心を高め続ける一生でありたいと思っています」(AERAより抜粋しております)

稲盛和夫氏の大事にしてきた事は決して簡単ではなく、富士山を一瞬も休まず、何も頼らず、たった一人で登りきるより難しく感じます。
一人の経営者の端くれとして、その思いは心に響きました。

チャンスは何度も来ない

良いと思ったことは、年齢は関係無く、思った時に実行に移す。それが出来るか出来ないかでその先にあるものが違ってくる。そう思います。色々考えているうちに、他に真似されたり、旬を逃したりと大きなチャンスを逃してしまします。人生に於いて何度もチャンスは訪れてくれません。その数少ないチャンスを人生の岐路と捉えられ、それを活かせるかどうか?

現代は情報も氾濫しており、殆どのことはネット検索若しくはチャットGPTみたいなAIで解決出来るかと思います。しかし、会社が成功するかしないかはそれらの機能では計れませんし、出てくる答えには必ず先駆者がいると思います。つまりネットもAIも世にある情報でしかなくて、「無」から「有」を今の時点では難しいと思います。(AIの場合、命令次第で出来る場合もある)

そして、どんな良いアイデアもそれを実行する「人間の判断」が必要になります。その判断の背景には色々な情報を見て決める場合もあれば、スタッフの意見を参考にして決める場合もあります。
そして最後は稲盛和夫氏のおっしゃる「利他の心、皆を幸せにしてあげたい」それに見合ったアイデアであれば、良いと判断出来る。

明日を生き抜くために
今は起業は簡単に出来るようになりました。
その反面、継続が非常に困難になり、起業しても企業にならない。
街を歩けば、以前と違う店舗であったり、会社であったり。

稲盛和夫氏の言葉と、「明日は我が身」。
これを心に留めながら、努力していくしかない。

 

人のためになると思っての事業を始めました。