選ばれし者だけが宇宙人に救済される? ― 「宇宙友好協会」の終末予言 | 浅利幸彦の預言解読講座

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預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

選ばれし者だけが宇宙人に救済される? ― 「宇宙友好協会」の終末予言
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140622-00010000-tocana

という記事を見つけた。
ひとまず、全文をコピペする。


「この世の終わりが訪れる」という予言は、人類の歴史とともに、いつの時代も存在し続けている。実際、ゾロアスター教の聖典『アヴェスタ』や北欧神話『ラグナレク』、そして『旧約聖書』などの大昔から、ノストラダムス、さらには現代に至るまで「この世の終わりの情景」はあちこちで語られてきた。

 ところで20世紀以降、空飛ぶ円盤の存在が認知されるようになると、終末予言を「UFOに乗った神」である宇宙人による救済と結びつける動きも一部で見られるようになった。そして、こうした観念を日本で最初に広めたのが、「宇宙友好協会(略称CBA)」だった。今回は「宇宙友好協会」設立の経緯と、彼らの主張、そして近年の終末予言を取り巻く状況について紹介しよう。


■「宇宙友好協会」誕生の経緯と主張の変遷

「宇宙友好協会」は、航空ジャーナリストの松村雄亮氏が設立した「空飛ぶ円盤グループ」が発展する形で、1957年に発足。そして1959年頃から、松村氏本人が宇宙人とコンタクトしていると主張しはじめ、「近々地軸が傾いて大洪水などの災害が起こるが、あらかじめ定められた時間に定められた場所に行けば、宇宙連合が差し向けたUFOによって救済される」と説くようになる。

 地球の地軸が傾くというポールシフトの正確な日時について、外部に明かされることはなかったが、1960年になって、この宇宙友好協会の主張が「産経新聞」に報道される。もちろん、予言されたポールシフトは今日に至るまで発生していない。

 ポールシフトの一件で社会的な批判を受けることとなった「宇宙友好協会」は、その後、日本国内の古代遺跡を太古の宇宙人来訪と結びつけた「古代宇宙飛行士説」を強力に推進しはじめる。1963年頃からは、アイヌ神話の神「オキクルミカムイ」が宇宙人だったと主張するようになり、1964年には北海道平取町に「ハヨピラのピラミッド」と呼ばれる記念碑も建設した。


■「宇宙友好協会」が与えた影響

 ところで「宇宙友好協会」そのものは、60年代以降表立った活動をしていないが、この団体に所属していた元会員たちは、その後の著作物を通して日本のUFOシーンに少なからぬ影響を残している。たとえば、UFOを呼ぶために何人かで手をつなぎ「ベントラ、ベントラ」という呪文を唱えるやり方は、彼らが始めたものだ。また、「縄文時代の遮光器土偶は古代の宇宙飛行士を象っている」との説を広めたのも、やはり彼らだ。

 そして、彼らの中には「近々地球規模の大災害が起こるが、選ばれた者だけが宇宙人に救済される」とする自称「予言者」たちが今も多数存在し、時期だけを更新しながら、ほとんど同じ内容を繰り返し主張し続けているのだ。


■近年の終末予言と、その実態

 さて、2012年12月21日、「マヤ暦の終わりとともに世界に終わりが訪れる」と主張する「予言者」が大勢現れた。この時、ある者は「未知の惑星ニビルが地球に接近する」と唱え、またある者は「太陽系が『フォトンベルト(光の粒子が集まった帯)』なるものに突入する」とし、ポールシフトが起こるとも予言していた。

 幸い、こうした予言はすべて外れているのだが、それもそのはず。実は、終末予言の文脈で語られる「天変地異」にしろ、「謎の惑星の接近」や「フォトンベルト」にしろ、過去に唱えられた説が現代に時期を合わせて復活しているだけの話なのだ。「フォトンベルト」は、そもそもドイツの作家ポール・オットー・ヘッセが、1949年の著書で提唱した架空のものであり、「謎の惑星の接近」とそれに伴うポールシフトも、エマニュエル・ヴェリコフスキーが1950年に著した『衝突する宇宙』で述べた内容の焼き直しだった。


 いつの時代にも囁かれてきた、「この世の終わりが訪れる」という予言。「宇宙友好協会」の流れをくむ終末予言は、今後どのような展開を見せるのだろう。
(以上転載)


「UFO,良い宇宙人が地球人を救いに来る」という説はよく聞くし、こういう類の説を主張する人はかなり多い。
まあ、私も「その中のひとり」と思われているのだろうが、こういうような説を主張する人でも、人によって、微妙に、あるいは、かなりの相違がある。
ここに転載した記事も私の説とかなり似ている、というかだいぶかぶるところが多い。
しかし、よく読むと「似て非なるもの」という感じもする。

「宇宙友好協会」というのも初めて聞いたが、
だが、世の中にはいろいろな協会、組織があるので、聞いたことがあったかもしれないが、あまり認識していなかった。
私は今までどの組織にも属したことはないし、これからも、どれかの組織に属する気はない。


この記事で気になったのは、
まず「選ばれし者」という表現は何なんだろうか?
「自分で選ぶ」のでなくて、「むこう(宇宙人)の方が選んだ」、ということなのだろう。
確かに私の説でも、掲挙する者を選ぶ権利は天使の方にあるが。
だが、ここでは、その「選ばれた」という基準がはっきりしない。
その判定基準が解らないことには対応しようがない。
「選ばれたい」と思っても、「じゃあ、どうすれば選ばれて救済されるのか?」という方法が解らないのである。


>ところで20世紀以降、空飛ぶ円盤の存在が認知されるようになると、終末予言を「UFOに乗った神」である宇宙人による救済と結びつける動きも一部で見られるようになった。


う~ん、確かにそうだが、「未来人、あるいは天使的未来人」という発想は無いようだ。
この「宇宙友好協会」では、あくまでも「宇宙人、宇宙にいる知的生命体」と漠然と考えている、と思われる。

また、終末予言とあるが、終末預言のことだろうか?
多分、この記事を書いた人が予言と預言の区別が曖昧なのだろう。
ノストラダムスは本当は預言なのだが、一般のほとんど全部の人が予言と考えている。


「宇宙人による救済」といっても、

「聖書などの預言書と結びつけ解釈して」、という人と、

「自分で勝手に予言して」という人、

あるいは「チャネリングによって宇宙人からのメッセージを受信して」という人など、いろいろなタイプの人がいる。


また、ここではないが「宇宙連合」という語をよく聞くが、実態を解って書いているのだろうか?
何となく「良い宇宙人が連合して」というイメージだけのように思われる。


まあ、ただUFOを探して「UFO見つけたぞ~」とUFO目撃情報を集めている人達よりは一歩踏み込んでいるとは思うが、どうも、もどかしい。
預言と結びつけていないから、そこまでが限界なのだろう。


>そして、彼らの中には「近々地球規模の大災害が起こるが、選ばれた者だけが宇宙人に救済される」とする自称「予言者」たちが今も多数存在し、時期だけを更新しながら、ほとんど同じ内容を繰り返し主張し続けているのだ。


これもよく聞くが、「聖書とノストラダムスの預言を解釈して」というのではないようだ。
それに「宇宙人が救済に来る」としても、何故来るのか?というのが、

「地球規模の大災害から守る為に」となっていて、思想的、哲学的な背景は考えていない。
「大災害に遭遇した時に偶々そこにいた人達を、あるいは、最後まで生き残った人達を救済に宇宙人が来る」、と漠然と考えているようだ。
(聖書的な意味での)正しい者だけを救済する、という考えもない。

「大災害に遭った人達を救済する」というのなら、

「何故、今まであった大災害の時に出現しなかったのか」
という疑問もあるし、
「最後まで生き残った人達を救済しに」
というと、「じゃあ、宇宙人は地球人が絶滅しては困るのか?」
という疑問がある。

また、「宇宙人、スペースブラザーズは地球人の状態を常に(暖かい目で)見守っている」
と主張する人もいるが、「じゃあ、何で?何のために?」
という疑問には答えない。
そういう人に質問すると、彼らは「とにかくそうなんだよ。そういう宇宙人がいるんだよ」
と逆切れする。


彼らは、まず「友好的宇宙人ありき」
という結論から入っているのだ。
どうして「地球侵略を狙っている非友好的宇宙人=悪魔的未来人もいる」と考えないんだろうか?

「最後まで生き残った人達を救済しに」
というのは、まさに悪魔的未来人が2017年に「キリストを装って」やることである。
預言されているのに、結局またそのまま騙されるんだろうな。
(生き残れたらの話だが)


また、アメリカなどでは、キリスト教系の新興宗派で「キリスト=宇宙人」と考えて、「UFOが義人を救済する=掲挙する」と主張して信者を集めて講演しているグループがいくつもあるようだ。

しかし、「悪魔的未来人の侵略による艱難が起きる前に」とはっきり主張しているグループは無いのではないだろうか?


それと、○○星人からのメッセージを受けた、としていろいろな情報を流している人がいる。
日本でそういうメッセージを流しているサイトもいくつかあるが、もとはほとんどは外国の人で、翻訳したものが多いと思う。

そういうサイトでも、
「もう大丈夫です。何も心配することはありません。悪の勢力は敗退しました」とか、
「自分を信じて光の道を進みましょう」、
などという脳天気なメッセージを延々とズラズラ書いているところがあるが、


何が大丈夫なのだろうか?
悪の勢力(悪魔的未来人)は撤退などしていないのだが?

あまりにも観念的なので、とても全部読む気がなくなってしまって、ほとんど読まない。
毎回毎回、よく長々とズラズラ書くなあ、と感心はするが、読む気にはなれない。

どの実体がこういう脳天気な情報を垂れ流しているのだろうか?