8月6日(日)

今日も暑い。暑いけれど 時々雲くもりで太陽晴れがさえぎられるから昨日よりはマシだ。

 

今から60年前 私が子供だった頃は サイコーに暑くても 32度くらいで 今みたいに38度なんていう日はなかった。

それでも帽子キャップを被らないで外に出ると「霍乱(かくらん 今でいえば熱中症の事)するぞ!!」と言われて怒られた。

でも かくらんした人を見たこともなかったし 誰かがかくらんしたという話を聞いた事もなかった。

 

昔は冷房なんてどこの家にも無かった。夏休みになると朝のうちに一寸 宿題やって あとは表から裏からあけ放った座敷でゴロゴロ。近くの川に友達と泳ぎに行って溺れそうになったり。庭に広げた筵に梅干し漬けたのが干してあって いい匂いがしていてこっそりつまんで食べたり。家の裏に大きな欅の木が枝を広げていて、その日陰に茣蓙を敷き ちゃぶ台をだしてそこで宿題したり、友達と遊んだり。昭和30年代の小学生の夏休み。家族旅行なんて行ける子はあまりいなくて 家の仕事の手伝いとかさせられていた。家の前は一面の田んぼで 稲が青々と茂っていた。父が田んぼの消毒などするときは、近くにいて 消毒のホースを伸ばしたり余分のホースを手繰り寄せたり・・  遊びたくてやりたくなかったけれど逃げるわけにもいかない・・・

でも 青い空に立ち上がる真っ白な入道雲は綺麗だし、田んぼの上を吹きわたってくる風は 涼しくて気持ち良かった。

 

あーあ あの頃は 良かったなあー泣笑