これまで小説、ビジネス、自己啓発系などとにかくあらゆるジャンルの本を読んできました。
その中で、鳥肌が立つほどの衝撃を受けた作品。。。
それが、雫井脩介先生の「火の粉」であります。
軽くあらすじを述べますと、無罪判決を下した元裁判官の隣にその男が引っ越してきた時から不可解な事が次々に起こる、というもの。

「な~んだ、サスペンスか」

と侮るなかれ。もうね、人間の真相心理描写が事細かく表現されていて、私が言うのも非常におこがましいのですが秀逸な作品なのです。
特に私は法律事務所に勤めていたゆえ、同じ法曹業界であるこの元裁判官の苦悩も良く分かります。

早く続きが読みたい、でも怖いという矛盾した気持ちが混在しつつ徹夜で一気読みでした。

こんなにも震える程の感覚を味う作品は、後にも先にも現れないのではなかろうか。。

あっ、冒頭であらゆるジャンルの本を読んだと申しましたが一部除外がありました。
女性向けコーナーに多数置かれてあるキラキラ女子本キラキラ
「可愛いままで年収○○○万円!」とか、「愛され女子の起業とは❤️」のようなタイトルはワタクシには眩しすぎてアカンですわ(笑)