4月20日に発表された内閣府の調査結果からです。
それによると、結婚したことのある女性の32.9%が、夫から身体的な暴力や精神的な嫌がらせなどのDV(家庭内暴力)被害を受けたことがあると答えたそうです。
つまり結婚した女性の3人に1人は、DV被害者というわけです。
これは、すでに結婚されている女性にとっても、これから結婚を考えている女性にとっても、重要な問題だと思います。
さらに、DV被害者の41.4%は周囲に相談していないそうです。
子どもへの配慮や経済的な不安から、泣き寝入りするケースが目立つと分析しています。
被害内容は、殴る蹴るなどの暴力が25.9%で、6.2%は継続して暴力を受けていたとか。
人格を否定する暴言や、交友関係の監視などの嫌がらせや脅迫は17.8%。
性的行為の強要は14.1%だそうです。
女性の弱さにつけ込んだ男性によるDVは、結婚という制度に守られているために、なかなか減少しません。
もし、女性が経済的に自由であれば、それだけでもDVは大幅に減ると思われます。
女性の方に申し上げたいのは、自分の身は自分で守るという決意をすることです。
特に経済的に、夫におんぶにだっこというのは、問題が多いと思います。
いざとなったら、自分一人は自分で養えるようにしておくこと。
その準備が安心となり、対等な夫婦関係を築くことにつながります。
これは何も、自分を守るだけではありません。
愛する夫を、暴力を振るうような低レベルな男性にさせないことにも役立ちます。
夫を本当に愛するなら、自分が自立することです。
本当の愛情関係を築くには、双方の自由が保たれる必要があるのです。