各地に熊が出没している。
うちの実家の方でも、前には見た事もなかったような街に熊が現れているらしい。
熊による人身事故もあるから怖いなあと思う。
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SNSで熊の写真をたくさん載せている方をフォローしている。
熊の親子のかわいい写真がたくさんあって、熊って不幸な出会い方しなければただ呑気で子供思いの生物なのが分かる。
だいたい植物をのんびりムシャムシャ食べてゆっくりしている印象。
でも、出会い方が悪ければ人なんてひとたまりもないね。
旦那の友人も今年、熊に至近距離で出くわして熊スプレーを使ったらしい。
そのルートに当日旦那も別班で行動してた。
山に行けばあちこちにフンが落ちてるし、爪痕がある木もある。
そんなのを聞いてるとやっぱり怖いね。
とはいえ、SNSの人みたいにこうやって馴染みの熊の親子の写真を撮っていて、母熊に顔を認識されて適度に距離を持ってる人も居るのは不思議だね。
生態を知ってちゃんと適度に離れるようにすれば危険ではないのかな。
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たくさん道路に出てきて、人が襲われて、とにかく危険って印象持ってしまうけど、ニュースを拾って見てみると、だいたい人身事故になっている状況には山菜取りの人という図式があるなと思う。
とくに、タケノコ。
もともと熊が狙ってるのは人などではなく、人と熊が同じものを狙っていて横取りするな!っていう状況なのかも知れないなと思う。
SNSでも、オス熊が来てるのを察知して、親子熊はご馳走のタケノコの薮に入らずに、別なものを食べてやり過ごしているみたいに時がある。
熊ですら、やばい熊来てる時はご馳走のタケノコを諦めてるのなら、そこに人なんか無警戒に踏み入ればそんなのとってもまずいに違いないなと感じた。
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なんでもだけど、
排除、駆除、嫌い、の前に、言葉の通じない生物だからこそ生態を知る方が有効な対策が組める気がする。
相手を知らなきゃいけないのは何も人間関係だけじゃないと思う。
人間は学校に何年も通うのに、いろんな問題が起きた時に、なぜ物事の本質とかそういう話にならないのか不思議だ。
生活圏に出た熊を可哀想だから殺すな などとはまあ言わないけど、無知にただ対処療法のようにやっつけるだけは人も熊も山もみんな不幸な気がするなあと、のんびり過ごしている熊の親子の写真を見ながら考えたりする。
熊を打つ人も高齢化してるし、山の環境も変わってきている。人の手で変えられた山の環境も多い。
結局さ、熊と人との問題というだけじゃない気もするね。熊がこんなに目立って表に出て来ちゃう山の環境とか。
山全部ひっくるめて考える時なのかもよ。