★全国地域・寄せ場交流会 東京会場★Ⅰ | 国連・憲法問題研究会ブログ

★全国地域・寄せ場交流会 東京会場★Ⅰ

第26回全国地域・寄せ場交流会2009@東京 参加案内

第26回全国地域・寄せ場交流会実行委員会

  今年の寄せ場交流会は、「討論」の前に、改めて「交流」の原点に戻り、これまで関わりのなかった様々な個性を持った活動団体・個人が出会い、関わりを持つ ことに主眼を置きたいと思います。そこには、寄せ場や野宿者の支援運動のみならず、非正規労働者や失業者の支援を行っている人々や、これまで他の活動団体 と関わりなく小規模に行ってきた小さな取り組みを含みます。
 それぞれが抱える困難を紹介しつつ、今後に繋がる関わりの端緒をたくさん作られることを期待します。


  昨年11月からの世界的な不況は、日本においても失業・野宿問題をいっそう深刻化し、今年は「年越し派遣村」への注目が集まる中で新年を迎えました。各地 の日雇・野宿労働者支援の取り組みは、独立系ユニオンや反貧困運動と連携し、広範な非正規労働者への相談活動などへと幅を広げてきました。その一方で、地 域住民からの抗議により、炊き出しなどの自主的な取り組みが中止に追い込まれる例がいくつも伝えられています。
 取り組みの必要性は規模・内容と もに大きくなるにもかかわらず、それぞれの個人・団体が単独で担うにはあまりに負担や環境が厳しい状況になっています。そのため、それぞれの活動団体・個 人が交流し、意見交換と相互連携を深めることは、これまで以上に重要になってきています。
 このような背景の中、今年の交流会は先述のように改めて「交流」の原点に帰りたいと考えています。

 今回の交流会は準備の開始が遅れたため、開催時期が例年より遅れるほか、会場の確定やアナウンスが遅くなったことをお詫びいたします。その分、内容的に深みのある交流会を目指しています。
 また、できるだけ多くの方が不安なく参加できるよう、託児スペースとセーファー・スペース(*)の設置も計画しています。これまで参加されたことのない方も、ぜひ気軽にご参加ください。

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* セーファー・スペース:<より>安全な空間。(性的)暴力・抑圧などのハラスメントを受けた人が、それを抱え込まずに違和感・不快感を表明することができ、皆でそれを解決するための空間。支配や抑圧のない関係づくりを実践する空間