優等生?何にでも優秀な長男が、死んだ。海を 知り尽くしていたのに 漁船で 起きに出て 遺体も 無い。
     残された普通の次男。東京で 音楽で成功したらしい。家族からも 周りからも 常に 兄と 比べられて 劣等感を 抱いていた。
     そして、別れた 元妻。別れたのに 普通に葬式に出席し、その家に泊まり、普通に元義父と 食事をする。
     義父も 普通に 接し。
     死んだ長男と最後に会った男。足の不自由な妹を 異常な程に、 自分の目の届くところに 留めておく。何故か この次男を 毛嫌いしている。
     その妹は、この次男に 行為を 抱いて。兄のせいで 好きなことも 何も出来ない。何処へ行くことも出来ない。
   
     幸せだって、誰からも 尊敬されて 憧れられても 本人の 気持ちは、解らない❗まして、死んだ人の気持ちなど 余計に。