有料演奏会やイベントへお金を払って行くべき理由3選有料演奏会やイベントへお金を払って行くべき理由3選 ここ数年、企業が演奏会やイベントを開催するということの他にも少人数や個人での開催も増えてきました。僕もその一人です。 SNSの発達や開催にあたるノウハウがネット上に溢れ、誰でも簡単に演奏会やイベントの開催が可能になったのも理由の一つです。 さて、そのような誰でも企画ができるようになった現在、企画物の中には2種類があります。 それぞれメリットが別なため使い分けられています、無料か有料かの違いです。 無料企画には誰でも来やすい分内容を薄くし誰にでも分かりやすくしたり、体験版のような感じになっていたり、有料企画ではより深く、濃い情報や体験をといった感じです。 しかし、実は無料も有料も内容は変わらないのに効果が全く異なる場合があります。 それはなぜなのか3つに分けて説明します。 もくじ 1, 自分が払う分真剣に聞き、受講もする 2, お金へのブレーキを無くす 3, お金を回す 1, 自分が払う分真剣に聞き、受講もする 焼肉食べ放題やホテルのビュッフェに行くと大概が¥3〜4,000〜¥10,000ぐらいと一食分にしては高い金額を支払います。 そうすると ・元を取るぞ! と息巻いて好きなものや高級そうなもの、普段食べないものなど真剣に選びます。 もし自腹で行くのと、支払う必要がない状況つまり無料で行くのだったら確実に真剣になる度合いが変わってきます。 これと全く同じ状況が起きます。 無料で行ったコンサート、講習会、講座、レッスン、ライヴより 自分でお金を支払ったコンサートやイベントの方が記憶に残りますし聞いたり受講をしている最中の 〇〇〇〇円支払ったんだから少しでも良い時間を、良い知識を! という気合が違います。 無料でもそのようにする方もいますが、自分でお金を支払って見たコンサートや講座の方が確実に見方が変わってきます。 また無料だからまぁ仕方ないかと思える部分が有料なら確実に気になってきます。 それは支払った金額の価値と受け取る価値の比較を必ず人間は行い、その受け取った方が価値が同等または支払った価値よりも高い場合に満足をするからでもあります。 2, お金へのブレーキを外す 自分が支払える金額が自分が何か企画を起こした時に設定しやすい金額です。 またその逆に企画の受講料を上げようとすると心のブレーキがかかる場合は同じようなことをしている人の企画には自分自身が ・高いと感じている 場合が多いです。 そのため無料の企画ばかりになったり、自分のブレーキがかからない範囲の金額を設定します。 それで経営が回っていればOKですがもしそうではない場合自分がまず欲しいと理想に思う金額を払ってみるトレーニングが必要です。 僕も0がいつもよりも多い金額を一括で振り込んでみたりとした事があります。もちろん上記1の通り、そんな額なので尚更真剣に研究します。 そうするとブレーキが外れ本当に自分が価値を感じる金額に設定する事ができます。 優しくされたいなら優しくしなさいという原理と同じです。 お金を入れたいなら先に入れなさいという事です。 3, お金を回す 僕は音楽業界で稼いだお金を ・税金 ・自分の好きなこと ・自己への投資←成長させたいこと に回しています。 これにより ・国が潤い祖父母への年金に回ったり、インフラ整備や義務教育を受ける子供たちのためになっていきます。 ・自分の好きな事 お酒やお肉、映画を見たり交通費をかけて何かを見に行ったり、水族館に行ったりします。 するとそのためにお金を払う事になります。 これは 自分の好きな事のためにお金を支払うことができた→そのお店や業界にサポートできた→そのお店や業界が潤う→そのお店や業界が活気付いてもっと美味しいもの面白いものが増えるかもしれない という投資的な考えができます。 ・自己への投資 自分に投資することにより色々な新しい世界を見る事ができるようになります。 英語を話せるようになったり、楽器でできることが増えたり、踊りや歌が上手くなったり、体形が良くなったり、健康になったり これらをやるために使ったお金は自分への投資に使った企業や先生たちに支払います。すると上と同じように彼らが潤い 僕と同じような能力を持ちたい と思った人たちに後々より良いレッスンや勉強を提供できるようになります。 つまりお金が回る=循環するようになります。 コンサートやイベントも同じで、有料のものにお金を支払いその対価でコンサートやイベントを楽しむ事により、自分がお金を支払いたいと思ってまでも見たいと思ったコンサートやイベントが ・続く(ロングランなど) ・次回の質が上がる ・人気が上がる ・将来そのコンサートや企画をしたいと思う人たちが増え世代を超えて続く ・その業界自体が活性化する という循環が生まれます。 つまりお金を払ってコンサートや企画へ行く事によりそれらコンサートや企画のサポーターになれます。 コンサートや企画をする側がお客様にサポーターやファンになって頂く努力は永遠に行う必要がありますが、お客様側の我々もこのような効果があるというのは覚えておくと良いです。 とあるマンガが廃刊になりますとなった時によく見かけるのが ・実は好きだったのに ・陰ながら応援していました という呟きを見ますが、コンサートや企画を発信する方は実際のリアクションを頂けないと続きません。99%の企業や人が辞めていきます。 でもサポーターやファンの存在、実際にコンサートや企画に来てくださる方々のおかげで続けられる訳です。 なので自分が少しでも ・好き ・応援したい ・今後も聞きたい、見たい ・もっとそのコンサートや企画の発展したものを聞いてみたい、見てみたい と思うモノがあれば積極的に関わっていくべきです。 まとめ 企画する側でもあり企画を受ける側でもある自分。企画する側が勉強できる事は幾千万とこの世にあるけれど、それらを享受する側が考えられることってあまり世に出回っていないと思い書いてみました。 95%提供する側の創意工夫でお客様にサポーターやファンになっていただく必要がありますが、ほんの少しだけ粋なお客様も増えて良い気もします。 自分が何かコンサートや企画を聞いたり受ける時に気をつけている事でした。 ご読了ありがとうございました。 河野一之