演奏会中の司会のやり方、方法、準備
- 司会の役割
- 準備
- 本番中
1、司会の役割
例えば、フィギア・スケートの解説や選手が出てくる間に話をしている人たちが
- フィギア・スケートについて詳しくない
- その場の雰囲気に合っていない
- おどおどしている
- フィギア・スケートの選手並みに情報を持っている
- 雰囲気に合わせて話している
- より視聴者や観客のテンションを舞い上げるような話し方をしている
楽しんでいいんだ、ノッていいんだ
2、準備
- 演奏会の雰囲気を感じ取る
- プログラムは?(クラシックなのか、ポップス多めなのかなど)
- お客様の客層
- バンドの雰囲気
準備
- 子供が多そうなコンサートだったら、子供達に話しかけるように
- 同年代が多そうだったら丁寧語で友人に話しかけるように
- 目上の方が多そうだったら先輩や上司に話しかけるように
- 喋り
- 身振り手振り
- 目線
- 入退場の仕方
- 立ち方
- マイクの持ち方
本番直前
本番直前、自律神経を安定させて準備してきたことのBESTを出すために
- 舞台上や会場の下見
- マイクで実際に練習
- 深呼吸
どれだけ準備をしても大勢のお客さんを前にすると緊張はします。またそれから逃れることはできません。
しかし、緊張をすると想定して準備をしておけば緊張をした状態のままで自分のベストに近い結果を得られます。
またもし余裕があったら会場中を見渡しながら話をしましょう。
子供に、友人に、目上の方にお話するときのように会場中の人たちにお話をしてあげましょう。
大げさにしたいときは手を広げ、シリアスな話では声色を下げ、まるで楽器を吹いているときと同じように話している内容と自分の仕草をリンクさせます。
笑顔や真顔、驚きの表情など身振り手振り以外にも使えるものはあります。
話していて観客のテンション次第では情報を増やしたり、減らしたりとあくまで聞いている側に立った話の長さやテンションに気をつけましょう、これは即興で選んでいくものです。
↑この本番中の司会内容の増減、テンションの変化を場の雰囲気によって変えるアドリブをするために
←カンペがない方がいいのです。
カンペがあると、そのカンペ通りにいかない時に動揺してしまいます。
でも初めから普段話す時のように思いついたことをキーワードと共に話していけば大丈夫です。
緊張したり伝えたいことが多すぎると早口になりやすいです。
そうした場合は話している最中にしっかり間を取ってしまいましょう。
話のリズムを変えることによって聴きやすくなりますし、こちらも一呼吸おけます。
まとめ
自分がこれまで得た経験を書いてみましたが、司会や進行によってそのあとの演奏の出来に関わらず、お客様や奏者の雰囲気作りは司会や進行の役割が大きいです。これにより演奏会の世界観をより状況することができます。
時には楽しい雰囲気、悲しい雰囲気、陽気な雰囲気、寂しい雰囲気、懐かしい雰囲気と
目に見えない音楽というジャンルだからこそ、聞く側の”感じ”を大切にしてあげることがより演奏会としての成功に近づかせます。
できるだけいい状態でお客様に奏者の熱演が伝わればいいなと、そんな気持ちで話していると
色んな情報が手に入ってまた次に活かせます。ぜひ演奏会としての成功のため、演奏以外の司会、進行も考えてみてください。