2択
まできた

断っていくしんどさ
本当によかったのかという戸惑い

出来るのか、
という不安

波は思いがけず一気に押し寄せひいていく


いま見ている景色
歩いている人たち
無駄に華やかな電飾
さっさと帰宅しぼーっとしている自分

現実なのか仮想なのか

ボクはいま生きているのか
とっくにいないのか
そのどちらでもないのか


手を見るといいらしい

風呂に浸かり両手のひらを見つめる

手が見える

風呂はあったかい


すごい疲れと眠気

これが全部存在していないとすれば
なにを見ているのか

そもそも見ているのか


俯瞰し過ぎたかな
幽体離脱みたいなもんだからな



やる前に緊張したりするが
ま、いっか、っていうタイプだった

やり始めたら
しんどくなり凹んだり
逆に愉しくやれたりした



いまは
やる前から
自信が無く不安がある

はじめてかもしれない




本気でがんばりたいと
思ってるようだ

一生懸命生きてきたつもりだった

まだそれ以上が存在する
いきなり限界突破からスタートする

未知だ


2択に絞り込んだが
どちらも未知数
想像ができない



楽な選択肢を消していく自分がわからない



決断まであと2日


フィクションだろうが
ノンフィクションだろうが


愉しめそうなほうを選ぶ


一番しんどいほうを選ぶんだろうな




いまだけを見る

それで決める