続き


長崎から長野へ帰ってきて

しばらくしてから佐世保のおばさんから

手紙が届きました。


返事として

長崎で会って頂いたことの御礼と

鳥甲山のお稲荷様について

自分の見解を書いて送りました。


その後

おばさんと電話で話すことができて

色々と確認することができました。


神がかりにあった跡継ぎはおらず。


ツルばぁちゃんは生前

自分が亡くなった後は

神事はどうするかなど


後のことは託してはいなかったようです。


やはり、ツルばぁちゃんが亡くなった後は充分な祀り事がされておらず


あの六体のお稲荷様は放置された

同然と認識しました。


私の父は48歳で

心不全で突然亡くなりました。


ぜん息持ちでありましたが、それまでは

元気でした。


父親は一族の長男です。


ツルばぁちゃんが

まだ、生きていて神事を行っていたときです。


祀っていたのは子孫繁栄のお稲荷様。


なぜ、子孫繁栄のお稲荷様を祀っていたのに一族の長男が亡くなってしまったのか。


なぜ神様のご加護を授かることができなかったのか?


それは、ツルばぁちゃんが

年齢とともに

お稲荷様を祀る力が段々と弱くなってしまったのではないかと思います。


六体のお稲荷様です。

中途半端な祀り方は許されません。


前述の歌舞伎稲荷神社のように

宮司さんを呼びきちんと儀式をとりはかって仮の神社も作って祀り上げたのに


お稲荷様のお怒りに触れた。


祀り上げる内容と方法も

厳しく求められるのです。


ゆえに、六体のお稲荷様のお怒りに触れてしまった。


一族繁栄のさきがけである父親の命が

お稲荷様に取られてしまったのではないかと推測します。


祟りで死ぬ人は

割と心不全で突然亡くなることが

多いと聞いたことがあります。


もし、そうだとしても

致し方ないのかも知れません。 


お稲荷様を恨むことはしないです。


悪いのはいつも人間だからです。


この先、お稲荷様のことを気づかずに

放置されれば、一族へのたたり、障りが、かかり続けます。

特に子孫を根絶やしにする、男子系統へ出やすいと思います。


ばぁちゃんたちと

霊感を使って交信したら 


ツルばぁちゃんから


もう手におえない。

伏見稲荷へいってくれ


と託されました。


こんなシリアスな内容なメッセージなのに


カネばぁちゃんは

紅白饅頭が食べたいと言い放ちましたびっくり 


それ、今言うんだ 笑


昔から厳しくて

全くニコリともしないし。


カネばぁちゃんとツルばぁちゃんは

亡くなったあとも白装束をきて

神様に引き続きお仕えしている姿が見えます。


亡くなったあとも

お稲荷様のお怒りを沈めるために、

お仕えしていたために

一族への祟り、障りが少し抑えられていたと思います。


もし二人がいなかったら

一族にもっと不幸、変死など

もっと亡くなっている人がいたかもしれません。


京都 伏見稲荷大社へ行き

稲荷神 宇迦之御魂神様へ

ないがしろにして

放置してしまったことに

お許しを乞わなければ。


自分の代で終わらせなければ。


孫、ひ孫以降まで続いてしまう。


長崎から帰って

2週間後の2月中旬に連休があった為


京都行きの計画を立てて

準備をはじめました。


続く