あれは23歳の頃、彼女と友達と3人で千葉県に住んでいたときのお話です



その日の夜は一人で、誰もいませんでした。

一人で寝始めてまもなくして金縛りにあってしまい、背部を誰かから羽交い締めにされてしまいました。

身体が痺れて全く動きませんガーン


もがいても、もがいても全然動きません。

毎度の事なので早くとければいいのにと、そのまま待ちました。


金縛りは経験上、じっとしていれば割と早くとけます。

それか、金縛りにかかる前にどこか早く身体を動かせば、完全にかかる前に逃げれます。


金縛りは諸説あって疲れとか言われていますが、私の場合はそれだけでは終わりません。得体の知れないものが付加されることが多いですガーン


いつもなら金縛りがとける時間なのに、いっこうにとけません。

5分くらい過ぎましたでしょうか。

こんなに長いのは初めてです。


もがき続けて、かなり疲れてきましたガーン


疲れて目を開けたら、長い髪が目の前をバサァッと横切りましたガーン


女だ!!

羽交い締めにしてるのは髪の長い女だ!!



ヤバいと思いながらも、どうすることができません。動けません。


目を開ける度に、長い髪の毛がバサッと目の前を横切ります真顔


耐え続けて、耐え続けて


やっと金縛りがとけました照れ


軽く10分位は金縛りにあっていたのではないのでしょうか。

こんなに長いのは初めてです。


もう疲れきって、身体中が痺れていて、ぐったりしていました。

時計を見たら2時過ぎでした。


今回は女か、ヒドかったなぁと思いながら、少し休んでからまた寝始めました。


しばらくすると枕の下から、なにかが私の唇をモゾモゾと触っています。


ええぇ??なんだ?


慌てて起きて、枕を確認すると何もありません。

 

気のせいか。


また寝はじめました。

するとまた、枕の下からモゾモゾと唇を触られています。


おかしいなと思いながら

起き上がって枕を確認したら


枕の下から無数の指が飛び出していて動いてますえーんえーん


うわぁぁぁぁえーん


無数の指が枕の下から出てきて、私の唇を触っていたのです。


これはヤバイと寝室を飛び出し、家中の電気をつけて茶の間へ避難し、そこでビビりまくっていました。

時計をみたら3時近くでした。


30分くらい様子を見て

夜明けも近いし、もう大丈夫だろうと家の電気を消して再び寝ました。


そしたら今度は


さっきまで寝ていた寝室から歩く音が聞こえてきました。


パタ パタ パタ パタ パタ


その足音はゆっくりとこちら側へと向かっています。



うゎぁぁぁえーん

こっちに来るえーん

マジにヤバいヤバいガーン


茶の間の電気を急いでつけたら、その足音は止まって音はしなくなりました。


しばらくして恐る恐る寝室のほうへ確認にいくと誰もいません。


もはや怖くて寝れなくなり、家中の電気をまたつけて朝を待ちました。

朝6時になり外が明るくなって安心し、やっと寝ることができました。



これが私の心霊体験の最も怖いうちの一つです。