p.s. I love you... -2ページ目

p.s. I love you...

boku no taisetuna kimi he…。

いつも





御世話になってる






ヘアサロンの人に






「また痩せた……(泣)」と






切なげに呟かれた…。







肩が小さくなってるらしい。







そうかな。







ちゃんと食べないと






どんどん痩せちゃうんだ。







わかってるから頑張って食べてるんだけれど……







髪を切られながら







鏡越しに







来週、飯食いにいこう。と







誘ってくれた彼に







苦笑いしたぼくは







小さくうなづいて







小さくため息をついた。








なんだか








嬉しくて








ちょっと情けなくて。








            tsubasa
少し前に





ぼくが訪れた国は






所謂、普通の生活が困難で







ぼくが出会った少女の夢は








「ぼくの膝の上に座りたい。」
だった。







家も








家族も







あたたかい毛布も







食べ物も







なくなって








不安に押し潰されそうな







小さな背中は







ずっと一人きりだったんだ。







ぼくは何か力になりたくて







でもなれなくて







ただそばにいたんだ。








ぼくがその地を離れる前日。







ぼくは彼女に質問をした。








「きみの夢は何?」







彼女は







ぼくの膝を指差して







「ここに座りたい。」そう言った。







ぼくは彼女を膝の上に乗せると







小さな背中を包むように重なり、







「がんばれ。」と小さな手をにぎった。









ぼくの夢は







またいつか






彼女に出会うこと。








それまで






ぼくも







がんばります。






tsubasa









ぼくをいつも




近くに感じてくれる。




感じようとしてくれる。




それが




うれしいょ。






ありがとう。








      tsubasa
たった1日。





たった1日でも





不在にすると





ぼくのオフィスの机は





書類の山脈に囲まれる。






それが






1カ月以上過ぎてみれば





「山脈」は「噴火した火山」だ。





机に積めなくなった書類は





あっという間に




裾を広げ




土石流のようになる。






想像はしていたけれど





やはり





1カ月以上振りにドアを開けるのに





ドアの前で





数秒、躊躇った。







意を決して






ドアを開いたぼくは






山岳救助隊になったつもりで





書類のなかに踏みいった。









…………




「ぼくの頭が入り口から見えるまで






数日かかります。」






入り口に貼り紙をして







さぁ。






がんばります。






         tsubasa
ずっと




ずっと




遠ざけていたのに。






きみの好きだったcelloの音。






こんなところで





待っていたなんて





言葉も





鼓動も





瞬きさえ





スローモーション。








「空から降る一億の星」





きみが夜、ひとりになると






ヘッドフォンでそっと聴いていた曲。






ぼくは






寝入ってしまったきみから






ヘッドフォンをはずして






何度も盗み聞きしていたんだ。






穏やかなcelloの音は






胸に深く響いて。







Celloの音が好きだと言っていたきみは






どうして






決まって






一人きりになる夜に






ひっそりと






聴いていたんだろう。








「Rain in my heart」の







楽譜を見ては








ピアノの練習をして







「これはピアノとチェロのための二重奏なの。」と言っていたね。







どうしてぼくはチェロを弾けないんだと、






口をとがらせてぼくを責めてみたり。











懐かしいcelloの音は






今夜はぼくが







ひっそりと聴いているよ。






               tsubasa