営業には、大きく分けて2つ有ります。
「法人営業」と「個人営業」です。私自身も、かつては営業経験が長かったものですが、「法人営業」の経験しかありません。
厳密に言えば、「個人営業」への従事を拒否していたからです。
(個人営業をしている人はいくらでも知っていますし、同僚もいます。)

営業に関わらず、「対 個人」を相手にする仕事(小売、外食含む)については、労働的には非常に厳しい、あるいはブラックであることが多いことは覚えておいてください。

なぜだか分かりますか?

対 法人は非常にわかりやすいです。なぜならその法人が儲かったり、メリットがあれば成約が取れるからです。その人の個性はあまり問題になりません。「自分の会社にメリットがあるか。」判断基準はこの1点だけだからです。また、営業先の人も、会社の看板を背負っている以上、極端に非常識な要求もしてこないケースが大半。

一方 対個人については、それだけではありません。自分が、その営業マン、販売員を好きかどうかという非常に曖昧な判断要素が、意思決定に関わってくるからです。したがって、好きになってくれれば、徹底的に甘い汁を吸えますが、逆になると話は別です。徹底的な嫌がらせ(クレーム)に悩まされ、体調を壊し、会社を去った人間は数多くいます。
モンスタークレーマーがその一例です。彼らには、背負うものもなく、自分の欲求のままに相手をこき使うことに命をかけています。
従事するには、メリットも大きい反面、リスクも相当でかいということです。

小売、外食なんかですと、現場だと、顧客は通常、「個人」です。
だから、ブラックになりやすいのです。