多くの企業は、「月給制」である。事実、「月給制」と求人票に記載されているはずだ。
これは、決して嘘ではない。ただし、正しい表記とは言えない。

月給制でも、「完全月給制」と「日給月給制」の2つが有る。
前者は、極端な話、遅刻しても欠勤しても毎月決まった金額が支給されるものである。
悪意なくても、人間は風邪をひき、時には会社に出社出来ない状況も有る。
そんな事情で会社を休んでも給料は一切カットされないのが、この「完全月給制」である。
場合によっては、「遅刻」をしても給料はカットされない。

一方、「日給月給制」はどうかというと、あくまで「給料が月給制」なだけで、事実上、「時給制のアルバイト」と給料の算定方法は変わらない。
つまり、風邪をひいて休んだり、うっかり遅刻なんかしても容赦なく給料を引かれていく。

ここで重要なのは、「日給月給」の場合、遅刻、欠勤があった場合に、給料を満額維持しようと思うと、有給を使わざるを得ないのだ。
つまり、自分の意図しないところで、有給休暇はガンガンと減っていく。
絶対に遅刻も、風邪による欠勤もしないと断言できる人は問題ないかもしれないが、これを多用すると、本当に有給を使いたいときに、すでに日数が無いという可能性も往々にして発生するわけだ。

会社からすれば、有給は勝手に減ってくれるし、いいこと尽くしなのが「日給月給」なわけだ。

有給については、別途話すが、日給月給は、中小企業、不動産関係会社、独立系の会社で収益重視な会社に多い様子。月給制だからといって安心せずに、ワタシ的には、

日給月給の会社では絶対に働くな!とオススメしたい。