夜中に数回
「もうできないってー、
なにするの?
やだやだこわいーーー」と
泣きながら寝惚ける娘氏。
きっといろんなこと(治療)が
彼女にとって初めてのことで
精神的にしんどいのだろうと思い
とりあえずトントンして
再び寝付くのを待つ。

明け方
再びビックリするほどの汗をかき
パジャマを取り替えるも
熱はない様子。

そして朝起きて。
表情がとても明るい。

徐々に
食欲が出てきた。
朝ごはんが届いても
「ママ、からあげくんと
カップうどんが
食べたい。
買ってきてください」と。

食欲がなかった娘氏を
ずーっと見ていたので
本人から欲してくれることがうれしく
すぐに買いに行く。

そんな中、本日も主治医の回診。

主治医より
「どお?食べれる?
飲み物飲んだりもできる?
もしできるなら、
手に付けてる点滴外そっかな〜。
できそう?」
と。
娘氏、ここぞとばかりに
「これ外せるの?
たべるたべる!のむのむ!
なんでもする!」
と。
そんな良い話の中
最後に主治医が
「明日はね、
ごめんチックン(採血)するよ。」
と。
その一言で、
娘氏、天国から地獄に落ちた表情に。
がんばれ娘よ。

そうして
主治医が出て行って30分後
看護師さんが点滴を外してくれ、
それと同時に
ずーっと付いてた
心電図などの大きなモニターも
外され、
小さな携帯用の
心電図や酸素をはかるものに
取り替えてもらった。

娘氏、
身軽になったら
自らベッドからおりて外を見て
「私は囚われの身。
ここは監獄だ。早く脱出したい。」
とボソリ。

その上
採血のことを聞いてから37.2℃。
採血で気持ちが動転してるから?
二度目の発熱なんて嫌よーえーん
と思ってたが、
午後には36℃台に戻ってた。

身体の発疹も少し薄まってきた。

この日は何も検査もなく
一日中のんびりだった。

つづく