この日の夜勤の担当の看護師さんは

「この点滴、

一滴でも残さないで全部入れたいから」と

言ってくれたり。


娘氏が起きた際に

「頭冷やさない?

脇の下冷やさない?」と

声をかけてくれるのに対して

クーリング断固拒否の娘氏に

「しんどいよね、痛いよね」と

寄り添ってくれたり。


「もう病気やだーーー」

「明日のチックン嫌だーーー」と

泣き出して起きた娘を見て

娘を抱きしめて

「やだよね。しんどいよね。」と。


夜中心配で眠れない

私に対しても

「この治療、

1回目で8割効くっていうけど、

私が見てきた中では

そんなに効いてない気がする」と。


たぶんこれは私が不安で眠れていないのを

感じ取って言ってくれたのだと思う。

検索魔をしている時に、あらゆるところで

“1.5〜2割効かない場合があり、その場合再投与”

というのを目にしていたから。

ただ、私はこの言葉の意味ではなく

この看護師さんにかけてもらった優しさで

この時の辛い気持ちを救われた。


思い返してみると

この日が今回の入院で

一番辛い日だったが

この看護師さんがこの日担当で

本当に良かった。