3月の自選五首 | 歌を詠む人:野添まゆ子の自由遊泳

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短歌。ときどき他の定型詩
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毎月の自選は欠かしていない

野添まゆ子です(*^^*)🌻


誰でも参加できる
より今月も選んでみました
 

●奥の字のバランス傾く友人の旧姓をもう思い出せない(うたの日「置く」)

●ここだけの話は漏れて広がって風船よりも膨らむ、割れる(うたの日「漏」)

●ほわほわと柔らかい音たてながら近付く春に君が足りない(うたの日「柔」より)

●仏花もつ女性の凛とした背中ただただ見ているレジの行列(うたの日「背」より)

●踊らない仕掛け時計の人形のために探している赤い靴(うたの日「踊」より)