トルコ人との結婚☆行事/慣習/費用負担のこと
結婚する1カ月ほど前に、色々準備があるので先に母親と二人トルコにやってきました。
先ず ①ウエディングドレスですが、ハイヤー (私の為に誂えますが買取でなく使用後返却)にすることにしましたので、姑 (カイナナ)とダンナの叔母さん、母親と4人で、ドレスのモデルを選び、その後数回仮縫いにも行っておりました。
最終チェックの日、母親は一緒について来ず、また、たまたま叔母さんも不在で、私とカイナナ (姑) の二人っきりだったのですが、
トルコの事情を知らず、支払おうとお財布を取り出した私の手を、
”全く阻もうともせず”、すんなり私に支払わせたカイナナ。
(毎日出勤しているダンナとは特に誰が払った等の話はおりませんでした。)
後ほど、ダンナの従姉妹などが結婚する際に、
「”婿”側が花嫁のウエディングドレスを全額負担する」
という慣習を知った私は、ビックリ
これがもし、その叔母さんがその時そこにいたならば、絶対に私に支払いをさせなかったに違いありません。(トルコ人は“陰で何か言われないか”とメンツを非常に気にするので)
呆れましたよ、せこすぎて。
(後で親戚中に私が自分でウエディングドレスを負担した事ばらしてやりました!)
②結婚披露宴の費用も、、、
後からトルコにやってきた父親。
ダンナが不在時に、お義父さんに披露宴の足しにといくばかの現金を渡そうとしましたが、お義父さんはすごく出来た人なので受け取りを拒否、それでも、娘をトルコに残して日本に帰る父親の、娘が肩身の狭い思いをせず、大事にしてもらえるようにという親心で、無理やりお義父さんに握らせたのですが、
ある日、親戚のオバハン方一同が集っている中でカイナナが、
「キラズの父も”半分”負担してくれた」って言ったんです!
半分ってさ、その反対の”2倍”の間違いじゃないですか?
全てを払っても半分以上お釣りが来たくらい余ってましたよ。
だって後からダンナに聞いたのです、総費用がいくらだったのか。
(ダンナは私の父が義父に支払った事は知りません)
それも、トルコでは披露宴は“婿側の全額負担”ですよね?
元々我々が支払う必要は全くなかった上に、
花嫁側の来客はゼロですよ? 私と両親の3人だけ。
それ以外は全員ダンナ側の家族親族ご近所さん友人一同。
そういう慣習を事前に知っていれば、うちは全く負担する必要もありませんでした。
その時は本当に我慢がならず、皆の前でその事ハッキリ言って、赤っ恥かかせてやりました。(私もトルコで鍛えられて強くなっています)
後、③Bohçaボフチャの事、、
Bohça ボフチャとは、婚約時に渡す、結納品のような、頭からつま先までの様々なプレゼントです。例えば、宝飾品セット、化粧品一式、鏡と櫛、香水、下着、寝間着、バスローブ、服、バッグ、靴、スリッパ、時計、などなど一式、レースやリボンなどの装飾で飾り立てられた専用の入れ物やスーツケースの中に入れ、その一番上の正面には金貨をつけて、花嫁に持っていく慣習です。
もちろん日土離れていて正式に婚約式を執り行えなかったのですが、これも私が
外国人嫁である事をいいことに省略。
まあ、これは 花嫁側、花婿側 お互い様のプレゼントにはなるんですが、やはり花嫁へのプレゼントの方が大層なので婿側の方が負担が大きいものです。
婚約式をしていないとは言えども、気持ちがあれば、私に何か知らん用意をしてくれていてもよかったと思います、式の一か月以上前から乗り込んでおりますし。この状況下普通のトルコ人のお義母さんだったら何か用意すると思いますよ。
気持ちがあれば、外国からやってきた花嫁側では手配できませんので
④クナゲジェスィ(Henna Night 強いて言えばバチェロレッテパーティ)の様なものも代わって催してくれたって良かったと思いますよ、そもそもその際に振舞われるナッツや何やは婿側が差し入れる様ですし、その時も 婿の母親は、花嫁に金貨をプレゼントし、ヘンナと共に手のひらに握らせるんですから、、(ダンナ側にしてもらった方々もきっとおられると思います)
婚約式をしていませんので、婚約の際にももらえるはずだった
⑤「金の贈り物」も もらっておりませんし、結婚の時も、⑥太い捻じれ金ブレス Burma Bilezik を一本ももらっていません。
”14金” の 黄色みの無い緑色っぽい イヤリング+ネックレス+ブレスセットだけもらいました。。
ほんとに、カイナナのウヤヌックずる賢さには勝てる訳がなく、自分を安く売ってしまいました。。。
(というか、私も③④⑤に関しては大概に厚かましすぎでしょうか❓笑)
事前に色々調べておくべきでしたね。
姑にヤラれてしまいましたね、大後悔です。
(でも今の様に当時はインターネットがなく、情報があふれていなかった)
大事な娘が結婚する時には、後で不満や心残りがないように、A to Zで 慣習通り全てキッチリやってもらいたいな、と思います。
(トルコのカイナナ化している私、、、)
追記:
ご都合主義で(笑)、我が息子には、娘とは正反対に、
「外国人(トルコ人以外)と、いつのまにか勝手にどこかで結婚してきて我々に事後報告してくれ」とジョークを言ってます。(笑)
⇑ 上記 Allah'a büyük konuşmayım... Allah korusun,,
(ジョークでも大袈裟な事言って現実にならぬようにと、、、)
To be continued
ではでは~
よろしければクリックしてください ~