以前、上記ブログとその前のでご紹介させていただきました、私の姑、トルコ語で ”カイナナ” ストーリーですが、
今回は「関係崩壊原因編」として皆様にお話しさせていただきたいと思います。長文どうぞご容赦ください。
昔、トルコ・イスタンブールのヨーロッパ側のある街に住んでいたのですが、
カイナナ(姑)一家も同じ街に住んでいる
ダンナの親族も沢山住んでいる
(カイナナ一家が古くから住んでいるので) ご近所さん、知り合いがたくさんおり、買い物にでも出たら、あちらこちらに挨拶が面倒
何かとすぐ大音響で踊り出すジプシーや、上階から手洗いの為脱水が甘く水が滴る洗濯物をウチの洗濯物があっても構わず干すトルコ少数民族の独身教師3姉妹、客の出入りが激しいちょっと有名なタロット占い師、が同じアパルトマンに住んでいて、ややこしい
その占い師の息子がシャブ中で、時々一騒動起こる
若者がウチの横の公園で週末になると酒盛りして大騒ぎ
キラズの仕事場に遠く、バスを3つ乗り換えながらの出勤
等々の理由から、海を渡ったアジア側の静かな環境に引越ししたい、と、物件を探しておりましたところ、中古ですが、まあまあそれなりの、予算的にぴったりのアパルトマンを見つけることができたので、購入することになりました。
その際、まだ若く、至らないキラズ夫婦を、今は亡き舅がサポートしてくれたのですが、不動産屋に前触れもなく突然、
「今の世の中、一軒買う事すら大変なのに二軒目の家を購入できるのは、ひとえに共働きで頑張ってくれた嫁のおかげだ。本物件は嫁の名義としたい」
と言ってくれたのです!
本当に、舅は良い人でした。一人日本からトルコに嫁いでからというもの、いつも私の事を思い、陰から見守ってくれておりました。
実の子供達ですら 敬語で話していた様な、少し近づきがたい厳しい舅でしたが、たまに私に感謝やねぎらいの言葉などを掛けてくれていたんです。
今回も、(その様に考えてくれていたのか)と、その言葉だけで報われた 思いでした。
舅の気持ちに嬉しさで感動に浸っているところ、速攻で間髪を入れずカイナナが、
「何故キラズの単独名義に? せめて夫婦共同名義にすべき!」と横槍を入れたのです。
、、、、この瞬間から、
このたった一言がきっかけで、カイナナに対する思いが一気にどん底まで冷めきりました。
そもそも、一軒目の名義はダンナです。
夫婦共稼ぎで、(その当時の)私の給料はダンナに引けを取らない程度の稼ぎでした。
その上、銀行ローンは利息がもったいないからと、不足分1/3はキラズの母親より借金をしての購入です。
舅の様に私の事を人一倍思ってくれる人でなくても、たとえ私が専業主婦であったとしても、2軒目は私の名義にするのが当然、と考えるのが理論的にも普通ですよね。
義父母が我々に買ってくれるのでもなく、また何かしらんのサポートがある訳でもなく、人の買い物なのにこんな口出しして、それほどまでに 「絶対に私の名義にさせたくないという、”カイナナの私に対する本当の気持ち”」を知って、ショックでした。
私の事を少しでも思ってくれているのなら、舅の意見に賛同してくれた筈です。
「次女をイギリス人に嫁に出したので、その代わりに授かった実の娘の様に想ってる」などど、いつも世間や親戚には良き姑ぶりをアピールしていますが、本性はこれだったのです。
もちろん私だって100%真に受けていたわけではありませんが、ここまでとは思いもよらず悲しかった。
それ以降、カイナナには 何も期待せず、MAX母親LOVEのダンナとの関係が悪化しない為だけに、「必要最低限」の「社交辞令的」関係、付き合いに徹する事に決めました。
私からは一切電話しませんし、私の口からは誤ってもウチに招待する事は一切ありません。
ですが、電話がかかってきたら支障がない程度最低限普通に話しますし、お呼ばれしたら(長居しない為に) 朝食か、コーヒー飲みにだけ行ったりします。で、絶対に以前の様にお手伝いは一切せず、ドーンとソファーに座り込み立たないようにしています。
私って、かたくなですか? 私が歪んでますか?
追記1: カイナナが住むアパルトマンの名義は、彼らには唯一の不動産にも関わらず、舅存命中から元々カイナナ名義です。
本人が私に、「不安な女の立場にて、‟保証“として私の名義にしてもらったの」って言っておいてこれですからね。言ってることとやってることが支離滅裂。
追記2: トルコの法律では、婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産は、離婚時50%-50%の財産分与となるそうです。その為、名義に特段こだわる必要はないのですが、まあ気持ちの問題ですね。
追記3: 結局、外国人の不動産売買には、トルコ人よりは色々ややこしい&時間が掛かりますので、ダンナ名義となりました。カイナナはさぞかし喜んだことでしょう。
ではでは~
よろしければクリックしてください ~